「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

2011年9月20日号(№64)

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2011年 長月ながつき 平成23年、昭和86年、大正100年、明治144年

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戸建住宅の地下防水の評価は?

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地下防水工法の信頼性は?
建築学会の建築紛争フォーラムで。会場からの質問に対して、地下室について多くの実績と経験を持つ都市建築設計事務所デザインタンク山中誠一郎氏が答える。
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防水歴史図書館 資料第参号 編集作業開始

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資料第三号「アスファルトルーフィングのルーツを探ねて」
日新工業が創立40周年記念事業として昭和59年発刊。PR臭のない丁寧な仕事で、今でも建築関係者の間で評価は高い。ルーフネットの「防水歴史図書館」その第参号資料「アスファルトルーフィングのルーツを探ねて」の担当キュレーターは、鶴田 裕さんです。>>続きを読む

茅葺屋根をいぶす

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足利学校の茅葺屋根は大蛇が口から吐き出す煙で守られていた
茅葺屋根を維持するのが困難な理由は、茅の不足と職人不問。実はもうひとつ大きな課題がある。茅が腐らずに雨仕舞いの機能を果たすためには 、いつも煙でいぶされていなければならない。>>続きを読む

「聖書と防水3部作」ギャラリー

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ノアの方舟
ノアの方舟は浮かぶ家。その屋根防水はアスファルト!
ルーフネット読者のマザーKKによる「ノアの方舟」その2です。
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絵日記

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2011/08/24 防水の歴史を語る幻の画 初公開
2011/08/23 2011秋。日本建築学会大会 懇親会
2011/08/23 熱海・多賀小学校の光風とシグマ線図
2011/08/20 桂離宮の雨仕舞
2011/08/16 水路閣委員会終了 報告書
2011/08/15 《建築紛争フォーラム》 戸建住宅の地下室をめぐるトラブル
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紺野大介「選択」セレクション最終回「橋本左内」エンディング余話

8年目の今年の田植えは古代米も

新聞

今年も800平方メートルの田んぼを提供し、子どもたちが田植えした。この試みは2007年からで、5年目の今年は古代米の「赤米」も植えた。

池田さん3人

紺野教授が「選択」連載28「熱海・多賀小学校の光風とシグマ線図」で紹介した、農地を子供達に開放している酵素風呂の妙楽湯店主・山本進さんが写真左端。

真ん中は渡辺静子さん。紺野さんによる小学生への「橋本左内特別講義プロジェクト」スタッフの一人。

紺野さんは、この特別講義を企画した山本さんについて、こう書いていた。

自身は禅僧・村上光照老師に感得を受け、和尚の四国高松行脚時に知己となった篤志家・満岡重一氏の情報から「やさしい啓発録」の資料を取り寄せ、農作業に子供達を引率してきた小学校教諭に手渡したのが事の発端。

しかし山本さんに聞いたところ、さらに前段があった。

一所不在の禅僧・村上光照老師から読み聞かされた紺野大介氏の連載記事

妙楽湯
熱海の酵素風呂妙楽湯の玄関

「村上老師の説法より」
親父が戦死して、母一人で育てられ、僕はとことん金がなかった。名古屋大学で物理を学んでいたけど、山岳部に入って強力のアルバイトをしていた。着るものは学生服しかないから、そのまま山に登っていた。2年の時座禅をし、碧巌録を読み夢中になった。後に澤木興道老師に出会った。当時澤木老師は京都で接心をされていた。「本当の仏道を、とことん極めたい」ということで、名古屋大学から京都大学の大学院に行った。湯川秀樹博士のもとで素粒子論を学んでいても、「学問はいつでもできる。まずもって、生死の問題を明らかにせねばいかん」と思っていた。だから座禅一筋。老師の行くところ、どこにもついていった。苦しいも痛いも眠いもない。ひたすら座禅に打ち込んだ。僕は学生のまま出家生活に入ってしまった。以来40年余、9時に寝て2時に起きて座禅する生活だ。一所不在で、寺を持たず、リュック一つで出かけてゆくだけ。行った先が道場になる。

その村上老師が紺野さんの「選択」への連載記事を読んでいた。そして「素晴らしい話だ」と、周囲にそれを読み聞かせていたそうだ。それを聞いて感動した山本さんが、「あたって砕けろ」(本人いわく)で紺野さんに小学生への講演を依頼したという。

なぜ、ルーフネットが山本さんのところへ行ったか? という取り留めもない理由

韮山
高さ2.5メートルのツリーデッキ(韮山)

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5年間でたまった落ち葉撤去。周辺は風で吹き飛んでいるが、真ん中に吹き溜まり。その下には土ぼこりが溜まる。このあたりはさすがに少し腐っている。でも全体的には防水用プライマーをデッキにたっぷり塗ったせいか、ほとんど腐っていなかった。


反射炉

このツリーデッキの側に、煉瓦造の世界的産業遺産・韮山反射炉がある。近代的溶鉱炉で現存する最古のものだという。


江川氏の屋敷

また中世以来の歴史を持つ江川氏の屋敷で江戸時代の代官屋敷をそのままに見ることが出来る。

ペリーが黒船で日本を恫喝し開港を迫るのは1853年だが、その以前から関東一円を管轄する韮山代官・江川太郎左衛門英龍(坦庵)は、飢饉が続いて一揆や打ち壊しが頻発した時代、巧みな行政手腕で支配地の村むらを立ち直らせ、領民から「世直し江川」と敬われたという。

一方、幕末の国防政策に大きな業績を残している。西洋砲術の普及、鉄砲大砲鋳造用の反射炉建設、江戸湾内海台場築造、農兵制度採用の提言など。また多彩な余議をもつ文化人であり、江川塾を主宰する教育者でもあった。佐久間象山はその江川塾の一期生だ。

※ ※ ※

ここでやっと、佐久間象山~吉田松陰~橋本左内~紺野大介~最終原稿~酵素風呂の妙楽湯店主・山本進さんとつながった。

何しろ韮山から熱海の妙楽湯までは車なら一山越えて20分。これは行かねばなるまい。ツリーデッキのメンテもそこそこに、突然山本さんを訪ねたわけでした。

2011/09/30(金) 01:56:27|ひと|


「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

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我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。

  • 主な収録項目

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