「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

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2019年1月21日号(№427) 
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2019年 睦月むつき平成31年、昭和94年、大正108年、明治152年

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雨水活用建築の実践・活用めざし講習会

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「日本建築学会環境基準 雨水活用建築ガイドライン (AIJES-W0002-2019)」改定講習会
東京 2019年3月1日(金)東京・田町 建築会館ホール
主催 日本建築学会 環境工学委員会
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日本建築学会―子どもの建築ワークショップ

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もし、この世界にワラしかなかったら…
つくってあそぼう!
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絵日記

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大社の「チャン」が瀝青であることの可能性

チャン塗のこと

本殿PG9P7061

平成20年から8年にわたって行われた出雲大社平成の遷宮の主事業はもちろん本殿の修造である。その中で、塗材がこれほど注目されたことはないだろう。

それが「チャン塗り」。檜皮や杮葺きの屋根では棟や鬼、千木、勝男木は銅板で覆われる。通常これらは緑青の印象が強い。遷宮の報告書によると、前回の遷宮(昭和1953年)の際、銅板の交換や塗装は行われなかった。今回の遷宮に際して、明治以前の記録が調べられ、現在の本殿が造営された延享元年(1744)の遷宮の際の記録「延享造営伝」に、棟包や鬼板、破風板、千木、勝男木に関する記述が見つかった。そこには「銅つつみちゃんぬり」「ちゃん塗仕立」という記述があり、これが出雲大社の伝統的な塗装であると見当を付けた。しかし、材料や配合が分からず、行き詰っていたところ、職人が銅板の合わせ目に塗装の痕跡を見つけ、それを分析して、松ヤニ、エゴマ油、石灰、鉛などの成分を見つけ出した,という。さらに「過去の遷宮に立ち会った神職が職人から聞いた話を書き残した記録」も見つかり、明治の遷宮ではちゃん塗りが施されたという裏付けが取れ、今回チャン塗が施された。

チャンは千木・勝男木・箱棟・鬼板さらには、破風板などに塗られている。また千木・勝男木などの棟飾りには「油煙」を混ぜた「黒ちゃん」、破風板の錺金具には緑青を混ぜた「緑ちゃん」が使用されたという。
ここでどんな油煙が用いられたかという記録はない。

本殿後ろ正面PG9P7253

ルーフネットでは、近代産業遺産としての豊川油田の施設整備やアスファルトの露頭地の保存活動を進めている佐々木榮一さんによる、研究報告を、紹介している。それが
近代化産業遺産「豊川油田」
http://www.roof-net.jp/index.php?cmd=read&page=%E8%BF%91%E4%BB%A3%E5%8C%96%E7%94%A3%E6%A5%AD%E9%81%BA%E7%94%A3%E3%80%8C%E8%B1%8A%E5%B7%9D%E6%B2%B9%E7%94%B0%E3%80%8D&word=%E6%B2%B9%E7%85%99

である。

油煙は江戸末期、現在の秋田県豊川周辺で、土瀝青から盛んに作られた。土瀝青すなわち天然アスファルトは「チャン」とよばれる。ちゃん塗の「チャン」は土瀝青すなわち天然アスファルトに由来するのではないか、というのが筆者の仮説である。

聖書の中のアスファルトの訳語

もう一つのチャン
東大寺や東寺五重の塔、東京駅やスカイツリー…。建築という行為は今も昔も、まさに「匠」と言われる数多の職種の職人たちの絶妙な連係プレーによって紡ぎ出されてきた。1000年以上前から職種として確立していた大工や左官、屋根葺き職人たちだけでなく、ほんの100年前から登場した鉄筋工や防水職人等まで。どの職種も建築にはなくてはならないものでありながら、その社会的評価や目立ち方には随分開きがある。そんな中でも、NHKのディレクターは大工や左官といった昔から陽の当たる職種にくらべて地味だった職人たち、さらには檜皮師やクレーンのオペレーターといった超マイナーなプロフェッショナル達にピンポイントのスポットを当てて、ドキュメンタリー番組を制作する事もある。それでも陽の当たる順番の廻ってこないのが防水工だろう。

ルーフ=屋根をキーワードとするルーフネットのミッションは屋根と防水に関わる人の技術と経験、意地と根性と心意気を示すことである。このほど、気になりながら取り上げられなかった板金職人の技の記録を見つけ、紹介出来ることになった。それがこれ。まずは銅板屋根職人の鴨下松五郎さんだ。

鴨下 松五郎 氏(故人・平成13年4月14日逝去)
1907年(明治40年)生まれ。
勲六等単光旭日章、労働大臣卓越技能章、日本銅センター賞などを受賞。
聞き手:大江源一氏(当時「施工と管理」編集委員、現・広報委員長)

日本金属屋根協会は平成7年から4回にわたって、鴨下さんのインタビューを機関誌「施工と管理」に掲載した。ルーフネットは、数年前、金属屋根協会の許可を得て転載紹介したことがある。
http://www.roof-net.jp/index.php?cmd=read&page=%E6%9D%BF%E9%87%91%E3%81%84%E3%81%BE%E3%80%81%E3%82%80%E3%81%8B%E3%81%97%20-%E9%B4%A8%E4%B8%8B%E6%9D%BE%E4%BA%94%E9%83%8E%E6%B0%8F%E3%81%AB%E8%81%9E%E3%81%8F-&word=%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3#wa20a944

そのなかに、チャンに関わる話があった。その部分を改めて紹介する。

板金屋根の防水は「地の粉」と「洋チャン」で、「洋チャン」と「飛ばし油」を練って防水するはなし。

板金いま、むかし-鴨下松五郎氏に聞く-④
「洋ちゃん」

漏り止めには、もう一つ松やにを油に混ぜたものを使っていました。油は何でもよかったと思いますが、当時は「とばし油」と言ってたと思いますが、今でいう菜種油を使ってました。松やには日本の物の方が品質がいいんですが、採れる量が少ないので高い。そこで輸入したものを使ってました。「洋ちゃん」と呼んでましたね。西洋ものという意味だったんでしょうね。これもさっきの「地の粉」と同じで練り具合が難しい。
これは看板の足元なんかに使いましたね。足元のところに流し込むんです。そうすると、油が入っていますから芯まで固まらないのです。固まらないから看板が動いても、その動きに追随して水の浸透を防げるという仕組みでした。
銅板の屋根には「地の粉」を使えませんでしたので、これを温めて薄く伸ばしたものを塗っていました。この時は刷毛でなく雑巾を使っていたように思いますね。
銅板に何か塗るといえば、銅板の艶がなくなるとまずいってんで、昔の板金屋の中には、「そんなことやっちゃ駄目だ」って言ったんですが、黒砂糖を薄めて塗った人がいました。そりゃテカテカ光って具合はよかったですよ。しかし、虫がついちゃって……(笑い)。こんな馬鹿な仕事をね、馬鹿と思わずやってたんですよ。ただ、この人は馬鹿でなく研究家なんです。どうしたら銅板がきれいになるかと考えていたんでしょうね。それまでの技術を脱皮しよう、脱皮しようとしていたと思います。今から考えると馬鹿な仕事ですが、こういう人のほうが研究心があったように思えますね。
お話しした「地の粉」も「洋ちゃん」も東京の田端にある「浅井工業薬品」さんにいけば今でも手に入ります。

2019/01/10(木) 09:35:43|歴史的建物を守る|


「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。

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