2012年7月4日 号(№103)
2012年7月4日 号(№103)
2012年 文月ふみづき 平成24年、昭和87年、大正101年、明治145年
「防水しなければ道路床版の寿命は1/100」

防水の役割がここまで評価されていたのは驚き。
公益社団法人 土木学会 道路橋床版の維持管理評価に関する検討小委員会は 6月21日~6月22日、東京都新宿区四谷の土木学会2階講堂で第7回 道路橋床版シンポジウムを開催。
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社団法人 全国防水工事業協会 専務理事に蒲生政幸さん

6月1日、東京・千代田区のホテルグランドパレスで開催された第21回通常総会で、蒲生氏の専務理事就任が承認された。
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プロジェクトアシアス第8回研修セミナー

エポキシ樹脂によるコンクリートひび割れ補修で考えること
コンクリート建物のひび割れは、漏水と並んで不具合の最も多い現象とされているが、躯体改修のほとんどの場合エポキシ樹脂の注入により処理されている。通常使用される注入材は、接着力が高く硬化後には剛性が高くなり、処理部周辺では再び不具合が発生することが多い。そこで、このような現象のメカニズムや問題点をテーマにした研修会が下記要領で開催される。
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絵日記
新着ニュース
2012/06/30 第11回JWMA 文献勉強会/若手勉強会・成果発表会
2012/06/30 新潟県 黒川燃水祭H24年7月2日 月曜開催
2012/06/27 四谷で熱くなる!
2012/06/25 「防水しなければ道路床版の寿命は1/100」
2012/06/22 社団法人 全国防水工事業協会 専務理事に蒲生政幸さん
2012/06/21 茅葺き絵日記
2012/06/20 プロジェクトアシアス第8回研修セミナー
2012/06/19 防水用アスファルト不足解消へ
2012/06/19 「燃水祭」の御案内が届きました
2012/06/13 防水構法のシンクタンク目指し CWA 発足
2012/06/12 トップ2社が2年連続300万㎡超え
2012/06/11 ロンプルーフ防水事業協同組合42回総会
2012/06/08 サンロイドDN工業会27期定時総会
2012/06/08 全国防水工事業協会 21回通常総会
2012/06/06 日本樹脂施工協同組合総会
2012/06/06 日本リベットルーフ防水工事業協同組合H23年度総会
2012/06/04 日本にたった2件のF.ヴァッサー建築 その2
2012/06/04 「上七軒盆踊り」協賛募集中
2012/05/31 日本アス防水協組 第49回通常総会
2012/05/30 東西アスファルト事業協同組合H24年度通常総会
2012/05/29 NUK日本ウレタン建材工業会総会
2012/05/24 社団法人日本金属屋根協会総会
2012/05/22 1等100万円 第39回水コンペ応募登録受付中
2012/05/19 2012 日本建築仕上げ学会賞 表彰式
2012/05/15 アスファルトはどう使われてきたのか?
2012/05/14 緑のコートをまとう建築
「聖書の中のアスファルト」英中日ヘブライ語対訳表が完成
世界最大のベストセラー「聖書」に防水(ここでは瀝青=アスファルト)出てくるのは3か所。
①ノアの方舟、②バベルの塔、③モーセをナイルに浮かべた籠。いずれも旧約聖書の「創世記」と「出エジプト記」。聖書(キリスト教)は世界各国で発行され、さまざまな版、訳があり、時間の経過も有る。何しろ日本にザビエルが日本にキリスト教を伝えたのは1549年だ。
防水の該当部分は日本語では「瀝青」「アスファルト」「タール」「ピッチ」「ヤニ」「樹脂」などと訳されている。旧約聖書はユダヤの聖典だから、ヘブライ語版をさがして、当たってみた。1990年8月10日初版発行。ミルトス・ヘブライ文化研究所編のヘブライ語対訳聖書。その結果が、10月2日の記事「聖書中の「瀝青」、ヘブライ語版ではこう表記」です。
忙しい人のために、思いっきり短くまとめてみました。
1.神は40日間の嵐によるノア洪水で、世界を水に沈めた。その時ノアが神に命じられて、方舟の内外側に塗ったのは「コフェル」でこの本では「タール」と訳されている。 創世記 6-1
2.さあ天まで届く塔をつくろう、と言って人々は、石の代わりにレンガを用い、接着と防水の為に、しっくいの代わりに「ヘマル」を使った。これは「瀝青」と訳されている。 創世記 11-3
3.エジプト王によるユダヤの赤ん坊抹殺命令からモーセを守るため、モーセは籠に入れられ、ナイル川に流された。その時、籠(カゴ)の防水の為に「ヘマル」と「ザフェト」が塗られた。この本ではそれぞれ「アスファルト」と「ピッチ」と訳されている。出エジプト記 11-3
同書の重要な脚注 :モーセの入れられた「籠(カゴ)」とノアの巨大な「方舟」は同じ言葉が用いられている。
一覧表にヘブル文字を書き込む路可先生
ヘブライ文字は右から左に書きます
2010年9月16日、ルーフネット編集長はこうつぶやいていました。
ルーフネット編集長の注 :「コフェル」と「ヘマル」と「ザフェト」は別の物か?ヘブライ語の他の版ではどうか?旧約聖書だからと言ってヘブライ語版を基準にして良いのか?日本語版でノアの方舟に塗られたものとして、「瀝青」「アスファルト」「タール」「ピッチ」「ヤニ」「樹脂」などがある。これらは聖書の訳の中だけでなく、日常的に混同して使用されている。検証課題が多くて楽しみです。
1年半後、これに応えてくれたのが中島路可先生です。こんな表を作っていただきました。
2012/06/24(日) 10:48:18|「聖書と防水」3部作|
「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。
- 主な収録項目
特集ページ
- 資料第壱号「アスファルト及びその應用」
- 燃土燃水献上図を探ねて
- 「聖書と防水」3部作
- 「日本書紀と瀝青」
- 日本初のRC橋と琵琶湖疏水
- 『選択』に連載中の紺野大介 清華大招聘教授とルーフネット
- 「お初」の上七軒だより
- 日本橋改修工事
- 武生余話
- 今でも「燃える土」は見ることができる
- 「日本最初のアスファルト舗装の話」
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