「防水しなければ道路床版の寿命は1/100」
「防水しなければ道路床版の寿命は1/100」
防水の役割がここまで評価されていたのは驚き。
公益社団法人 土木学会 道路橋床版の維持管理評価に関する検討小委員会は 6月21日~6月22日、東京都新宿区四谷の土木学会2階講堂で第7回 道路橋床版シンポジウムを開催。
「道路橋床版の維持管理マニュアル」、「道路橋床版防水システムガイドライン」の概説と道路橋床版の維持管理に関わる一般講演論文の発表を行った。
ガイドラインには、床版・防水層・舗装・排水設備からなる最新の床版防水システムに関する最新情報が集約されている。
「欧州では1965年から全面的に床版防水設置が制定されている。日本では2002年に初めて全面適用が示された。この約40年の遅れが大きい」、「日本の床版防水システムの国際的レベルは低い」などの発言も。
2日目の講演の最後に、国総研・西川和廣所長の2009年5月の欧州防水調査報告会での言葉、
橋を壊す原因の大半は水と関係する。「道路橋の長寿命化」という目的を達成するために、武器としての「防水システムの戦略的活用を。」
が紹介された。
詳しい内容は7月後半、ルーフネットにてご紹介いたします。
2012/06/25(月) 07:23:21|躯体保護と混凝土|