「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

2017年2月19日 号(№332)

2017年2月19日 号(№332) kagenn

2017年 如月きさらぎ 平成29年、昭和92年、大正106年、明治150年

画像の説明画像の説明

2016年度金属屋根講座 2月25日から全国7か所で

画像の説明

初めて学ぶ もう一度学ぶ 金属の屋根と外壁>>つづきを読む

「技能労働者の戦略的確保・育成支援事業」における重点支援対象案件を選定

画像の説明

建設技能労働者の確保・育成に向けたモデル7件にそれぞれ300万円
国土交通省は、中小・中堅建設企業に従事する技能労働者の確保・育成に向けた取組を支援するため、平成28年度第2次補正予算を活用した「技能労働者の戦略的確保・育成支援事業」を実施している。>>つづきを読む

2016年ウレタン防水材出荷量

画像の説明

2016年ウレタン防水出荷量は56,899トン(前年比99.6%)
NUK/日本ウレタン建材工業会は、このほど2016年の第4四半期(10~12月)のウレタン建材出荷量を発表した。>>つづきを読む

絵日記

画像の説明画像の説明

新着ニュース

2017/02/16 苫(とま)と 筵(むしろ)new
2017/02/14 バレンタインルーフnew
2017/02/13 保存か建て替えか 中銀カプセルタワービル 4new
2017/02/10 平成29年KRK新年会と記念講演new
2017/02/09 橿原神宮の檜皮葺見本
2017/02/09 2016年度金属屋根講座 2月25日から全国7か所で
2017/02/08 建設産業政策会議「第1回 法制度・許可WG」開催new
2017/02/07 「美しき水車屋」のおやじ
2017/02/07 「技能労働者の戦略的確保・育成支援事業」における重点支援対象案件を選定
2017/02/05 日本最古のRC造高層集合住宅の屋上をドローンで見ると
2017/02/03 2016年ウレタン防水材出荷量
2017/02/01 あんな屋根 こんな屋根 m2
2017/02/01 2月になりましたね
2017/01/27 2017年 全国日刊紙 元旦号展示
2017/01/26 首都圏新築マンション販売は平成4年以来の低水準
2017/01/26 NPOリニューアル技術開発協会 平成29年新春情報交換会
2017/01/22 建築物リフォーム・リニューアル調査(平成28年度上半期受注分)
2017/01/21 自分と子供のために知る「熊学のすすめ」
2017/01/21 リニューアル技術支援協会セミナー
2017/01/20 平成29年(2017)大寒
2017/01/19 日本金属屋根協会 平成29年賀詞交歓会
2017/01/17 日本建築学・会日本建築家協会・東京建築士会 2017年新年会
2017/01/17 酉年のウィンドウ
2017/01/16 八重洲・日本橋にタワークレーン林立 室町3丁目
2017/01/15 銀座レトロギャラリー・ミュゼMUSEE
2017/01/14 建築の創エネとトライボロジー
2017/01/14 田村 恭 早稲田大学名誉教授と防水とのかかわり(写真追加)
2017/01/10 妙福寺
2017/01/08 田村 恭 早稲田大学名誉教授と防水とのかかわり。
2017/01/08 日本建築学会130年略史
2017/01/08 建設技能労働者の確保・育成の取組を支援
2017/01/04 PG 30年のあゆみ
2017/01/03 NUK/日本ウレタン建材工業会機関誌 40周年記念号
2017/01/03 2017年カレンダー(田島ルーフィング)
2017/01/02 茅葺屋根定点観測
2017/01/02 2017年1月2日 月没 武相荘の森
2017/01/01 謹賀新年 平成29年元旦]
2016/12/31 「施工と管理」銅屋根クロニクル-40-
2016/12/26 「第7回社会保険未加入対策推進協議会」開催
2016/12/25 適切な施工確保のための技術者制度検討会
2016/12/25 縦樋のダイナミクス
2016/12/23 鶴川絵日記20161223
2016/12/21 「奥のみず道」第12回は「マキハダ」のお話し
2016/12/21 平成28年12月21日(水)本日 冬至
2016/12/20 ARK建築防水部会・住宅屋根防水部会が勉強会
2016/12/19 橿原神宮かしはらじんぐう
2016/12/19 NUKが「MOCAを含むウレタン防水材の取り扱いについて」改訂版
2016/12/18 近江神宮から「福」が来た。
2016/12/16 保存か建て替えか 中銀カプセルタワービル 3
2016/12/16 大阪LIXILギャラリーで「南極建築 1957-2016」展
2016/12/12 平成28年度「登録防水基幹技能者」の合格者発表
2016/12/11 「インフラメンテナンス国民会議」設立総会
2016/12/11 12月14日は大石神社
2016/12/09 第43回日新工業水コンペ
2016/12/04 聖書と防水の音楽
2016/12/03 名建築が生きのびる方法
2016/12/03 大鬼・隅鬼・降り鬼(くだりおに)
2016/12/03 檜皮葺きの劣化(毘沙門堂)
2016/12/02 第56回 竹中育英会研究助成候補募集
2016/11/30 JWMAが28年度講習会
2016/11/30 雨漏りで出雲大社 庁の舎(ちょうのや) が建て替え

 :
以前の更新情報はこちらをクリック!


日本最古のRC造高層集合住宅の屋上をドローンで見ると

軍艦島の建物をドローンで見る

写真2 30号棟
写真2:30号棟全景(写真・宮内博之氏)

写真1 30号棟
写真1:30号棟(写真・宮内博之氏)

建築分野のドローンの利活用と端島(軍艦島)RC造建築物の調査事例の紹介

国立研究開発法人 建築研究所 宮内博之

ドローンを操作する筆者
ドローンを操作する筆者

写真3 65号棟
写真3:65号棟(写真・宮内博之氏)

ドローンは空の産業革命として様々な分野で活用され、建築分野でも建物の維持保全や、災害時での利用が考えられています。
このようなドローンの可能性を具現化するために、私は建築研究所にて、ドローンの技術情報収集と建築分野への利活用に関する研究を実施しており、日本建築学会では2016年4月に耐久保全運営委員会の傘下に「UAVを活用した建築保全技術開発WG」(主査:宮内、幹事:兼松学・東京理科大学教授)を設置しました。

また、ドローンを使用して建物の劣化状況の観察や計測等も行っています。例えば、2016年12月に長崎県端島(軍艦島)のRC造建築物を対象として、ドローンによる撮影を行いました。(なお、本撮影においては、私が公益社団法人日本コンクリート工学会「供用不可まで劣化破損が進行したコンクリート構造物の補修・補強工法に関する研究委員会」の委員として、屋根防水担当として端島に上陸した際の研究活動の一環として得られた成果です。)

1916年に建設された日本初のRC造高層アパートである30号棟について、ドローンを使用して撮影しました(写真1)。30号棟は大破状態であり、外壁だけでなく、床も抜け落ちており、階段から屋根面に上がることも危険な状態です。このため、歩行不能な箇所においてドローンによる調査は効果的です。

写真2はドローンによる30号棟の全景を撮影した写真で、屋根面において破損した保護コンクリートの下にアスファルト防水材を見ることができます。

写真3はドローンにより65号棟屋根面を上空真上から撮影した写真です。65号棟はコの字型をしており、1945年に完成した端島最大のRC造のアパート(鉱員社宅)です。今回、屋上からの屋根調査も実施しましたが、煙突、滑り台等の遊戯場所、屋根間の仕切り等により屋根の形状が複雑であるため、屋根全体における部位の構成や劣化分布を把握することは困難でした。しかし、ドローンによる上空撮影により、どの個所を補修すれば良いかの全体像も把握することもできました。

写真4 3号棟
写真4:3号棟(写真・宮内博之氏)

写真4は端島で最も高い位置に建設されている3号棟の外壁面の写真です。外壁が崩壊している面は崖となっているため、足場を組むことが難しく、近づくことができません。またパラペットが崩落しているため、外壁破損個所の調査もできません。このため、建物屋上からのドローン対面操縦により外壁面の撮影を行いました。なお、写真4の中央部は私であり、FPVというPCのモニターを見ながらの撮影を行ったものです。

現在、建築分野へのドローンの利活用を推進しており、3/3に建築研究所講演会(場所:有楽町朝日ホール)にて「ドローン技術の動向と建築維持保全への利活用の検討」と題して報告する予定です。また、5/18には日本建築学会主催で「建築×ドローン2017(第1回建築ドローンシンポジウム」を開催することになりました。
防水分野でもぜひ関係者と協働してドローンの利活用を考えてみたいと思います。

2017/02/05(日) 22:25:29|歴史的建物を守る|


「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。

  • 主な収録項目

特集ページ


本サイトの内容の無断転載、および無断利用を禁じます。

powered by Quick Homepage Maker 4.8
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional