「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

2013年9月27日 号(№164)

2013年9月27日 号(№164) kagenn

2013年 長月ながつき 平成25年、昭和88年、大正102年、明治146年

画像の説明画像の説明

釜石・漁師のみんなの家のルーフィング

画像の説明

猛スピードで日本列島を縦断した台風18号。
超大型台風は、日本各地で観測史上初という降水記録を塗り替えながら、「釜石漁師のみんなの家」に近づいていた。
>>つづきを読む

「メンブレン防水がわかる本」 ~マツケンの防水考現学~

画像の説明

現場と技術と技能を知る「防水のプロ」が上梓
B5 200ページ 2,700円
防止工事の最大手・高山工業(株)理事技術部長で、(一社)全国防水工事業協会統括主管を務め、公共建築工事やJASS防水仕様の制定・改定作業にもかかわっている松田健一さんが、このほど、防水技術の解説書を上梓した。>>つづきを読む

9.26に「第3回 社会保険未加入対策推進協議会」開催

画像の説明

標準見積登録状況や一斉活用開始に係る申し合わせなど
防水を初め建設関連団体にとって、目下最大の検討課題は社会保険等未加入対策である。この問題に関して、建設産業においては、昨年5月に「社会保険未加入対策推進協議会」を設立し、行政、発注者、元請企業、下請企業、建設労働者の業界関係者が一体となって対策を検討してきた。>>つづきを読む

迎賓館赤坂離宮は世界的にも貴重なネオ・バロック様式建築

画像の説明

国宝・迎賓館赤坂離宮前庭公開
双眼鏡を持参すると屋根の見事な仕上げを鑑賞できる。
>>つづきを読む

絵日記

新着ニュース

2013/09/26 24年度売上100億円超え。new
2013/09/26 雨の銅鳥居new
2013/09/24 地下鉄道new
2013/09/23 迎賓館赤坂離宮前庭公開は、11月1日(金)~3日(祝・日)new
2013/09/21 グランルーフはやっぱり グラン庇(ひさし)ではなかったnew
2013/09/17 釜石・漁師のみんなの家のルーフィング
2013/09/15 追分の家のあんこう
2013/09/14 夏 熱中症搬送者数 初の5万人超え
2013/09/13 「メンブレン防水がわかる本」 ~マツケンの防水考現学~
2013/09/12 周山街道をゆく
2013/09/11 迎賓館赤坂離宮は世界的にも貴重なネオ・バロック様式建築
2013/09/10 9.26に「第3回 社会保険未加入対策推進協議会」開催
2013/09/06 「原発の汚染水漏れ 」で国交省大田大臣の発言
2013/09/05 T's スタイル8号は東京駅丸の内駅舎保存・復原特集
2013/09/05 防水博士の博士論文 その⑫
2013/09/04 高温・豪雨で記録更新 気象庁が2013年夏の天候を総括
2013/09/04 なぜか樋だけピカピカ迎賓館
2013/09/02 京都屋根絵日記
2013/09/01 正倉院(奈良)4回目の修復現場公開
2013/08/31 鶴川絵日記:ごぼうの花
2013/08/28 建築学会 第7回防水シンポジウム
2013/08/28 光る松
2013/08/27 赤坂迎賓館一般公開 8月22日(木)から8月31日(土)まで
2013/08/25 赤坂迎賓館より残暑お見舞申し上げます。
2013/08/24 全アロン防水組合平成25年8月23日通常総会
2013/08/21 職人が茅葺解説と棟上げ再現
2013/08/20 防水博士の博士論文 その⑪
2013/08/20 第2回茅葺きの里現地研修会(岩手県一関市)
2013/08/20 吉村昭「虹の翼」あるいは二宮忠八と防水の起源
2013/08/16 期間限定 大文字グッズ
2013/08/16 よくある質問 RC橋
2013/08/16 武相荘の禅寺丸柿が色づき始めました
2013/08/15 大島久次博士追加情報
2013/08/14 蛙の丸のみ
2013/08/14 横浜開港記念館のステンドグラス
2013/08/13 防水博士の博士論文 その⑩
2013/08/12 煉瓦タイル落下防止ネットで一緒にくくられてしまったススキ
2013/08/11 よくある質問
2013/08/09 防水専門誌「月刊防水ジャーナル」が創刊500号記念号発刊
2013/08/06 防水博士の博士論文 その⑨
2013/08/06 旧万世橋駅
2013/08/05 日本建築学会大会・北海道
2013/08/04 中華街の緑釉瓦屋根で溶けた銅瓦を思い出す。
2013/08/01 国交省が遠隔ひび割れ検出方法を公募
2013/07/29 「施工と管理」 銅屋根クロニクル -5-
2013/07/29 東京駅の屋根工事
2013/07/25 建築学会大会・北海道 特別講演は伊東豊雄さん
2013/07/23 樹木医の手の上で、バッタを食べる雀
2013/07/22 建築学会防水シンポの歴史(シーリング中心に)
2013/07/21 水は透すな、筋通せ
2013/07/19 旧万世橋駅遺構を整備活用し、まちの魅力向上めざす
2013/07/19 2013年 第一四半期の生産量
2013/07/16 地元建設新聞が1面トップで、大きく報道
2013/07/15 防水博士の博士論文 その⑧
2013/07/15 武蔵は遅刻しなかった?
2013/07/14 建築学会大会 北海道大学 2013 8月30日~9月1日
2013/07/13 平成25年(2013)近江神宮「燃水祭」齋行
2013/07/12 2013年7月1日「KUSOUZUくん」が誕生
2013/07/10 平成25年建設事業関係功労者等国土交通大臣表彰
2013/07/09 近江神宮燃水祭を終えて記念撮影、昨年と今年
2013/07/08 舞鶴の旧海軍配水池が今日一般公開
2013/07/07 防水博士の博士論文 その⑦
2013/07/05 間もなく始まります 防水と石油の神事「燃水祭」
2013/07/04 予想超える高温化で「ヒートアイランド対策大綱」見直し
2013/07/04 近江燃水祭前日
2013/07/02 40回 「水コンペ」 応募締め切りは10月1日
2013/06/30 明日は黒川燃水祭

 :
以前の更新情報はこちらをクリック!

「聖書と防水」のおさらい

最近のRoof-Net読者のためのおさらいです。
聖書と防水

ノアの方舟。聖書と防水ギャラリー

ミケランジェロ「ノアの洪水」ヴァチカン・システィナ礼拝堂のフレスコ画。

ノアの方舟、バベルの塔、モーセをナイルに流すというテーマの絵画が、多くの有名無名多くの画家たちによって描かれている。これはミケランジェロの画。40日間降り続いた雨は、すべてを滅ぼすわけだが、これは途中経過ですね。

世界最大のベストセラー「聖書」には瀝青(アスファルト)に関する記述が4か所あります。そのうちの3か所は「防水」機能を持つものとして書かれています。いいかえれば「聖書には防水に関する記述が3か所あります)ということです。

それは①ノアの方舟、②バベルの塔、③モーセをナイルに浮かべた籠。いずれも旧約聖書の「創世記」と「出エジプト記」。聖書(キリスト教)は世界各国で発行され、さまざまな版、訳があります。ここで防水の該当部分は日本語では「瀝青」「アスファルト」「タール」「ピッチ」「ヤニ」「樹脂」などと訳されています。旧約聖書はユダヤの聖典ですから、ヘブライ語版を見てみましょう。1990年8月10日初版発行ミルトス・ヘブライ文化研究所編のヘブライ語対訳聖書ではこう表記されています。

ノアauto_phq8gv

1.神は40日間の嵐によるノア洪水で、世界を水に沈めた。その時ノアが神に命じられて、方舟の内外側に塗ったのは「コフェル」でこの本では「タール」と訳されている。創世記 6-1

1-1.jpg
ヴァ「コフェル」=「タール」で

バベルauto_g17XSf

2.さあ天まで届く塔をつくろう、と言って人々は、石の代わりにレンガを用い、接着と防水の為に、しっくいの代わりに「ヘマル」を使った。これは「瀝青」と訳されている。創世記 11-3

ばべる2-1

ヴァ「ヘマル」=「アスファルト」で

モーセ20100620221047f6a

3.エジプト王によるユダヤの赤ん坊抹殺命令からモーセを守るため、モーセは籠に入れられ、ナイル川に流された。その時、籠(カゴ)の防水の為に「ヘマル」と「ザフェト」が塗られた。この本ではそれぞれ「アスファルト」と「ピッチ」と訳されている。出エジプト記 11-3

もーせ20101001121047a94

ヴァ「ヘマル」=「アスファルト」で
ウヴァ「ザフェト」=と「ピッチ」で

同書の重要な脚注 :モーセの入れられた「籠(カゴ)」とノアの巨大な「方舟」は同じ言葉が用いられている。

ルーフネット編集長の注 :「コフェル」と「ヘマル」と「ザフェト」は別の物か?ヘブライ語の他の版ではどうか?旧約聖書だからと言ってヘブライ語版を基準にして良いのか?日本語版でノアの方舟に塗られたものとして、「瀝青」「アスファルト」「タール」「ピッチ」「ヤニ」「樹脂」などがある。これらは聖書の訳の中だけでなく、日常的に混同して使用されている。

これらの点に関しては中島ルカ先生から回答をいただいています。もうしばらくお待ちください。

こちらをご覧ください。
http://www.roof-net.jp/index.php?%E3%80%8C%E8%81%96%E6%9B%B8%E3%81%A8%E9%98%B2%E6%B0%B4%E3%80%8D%EF%BC%93%E9%83%A8%E4%BD%9C

2013/09/18(水) 10:15:19|ARCHIVES|


「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。

  • 主な収録項目

特集ページ


本サイトの内容の無断転載、および無断利用を禁じます。

powered by Quick Homepage Maker 4.8
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional