「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

2012年6月20日 号(№101)

2012年6月20日 号(№101) 新月

2012年 水無月みなづき 平成24年、昭和87年、大正101年、明治145年

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サンロイドDN工業会27期定時総会

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塩ビシート防水売上高は140億円(前年同期比106%)
住ベシート防水㈱が製造する塩ビシート防水「サンロイド」の責任施工団体であるサンロイドDN工業会(進藤充康会長)は6月7日、東京天王洲アイルの第一ホテル東京シーフォートで第27期定時総会を開催した。>>つづきを読む

全国防水工事業協会 21回通常総会

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高山会長、木下・北川両副会長を再任。
社団法人全国防水工事業協会(高山宏会長)は6月1日、東京千代田区・飯田橋のホテル グランドパレスで第21回通常総会を開催した。>>つづきを読む

日本樹脂施工協同組合総会

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オリジナルタイル落下防止工法「JKセライダー」
昨年に続き10万平米超え
日本樹脂施工協同組合(野村透一理事長)は5月27日、石川県加賀市の片山津温泉で、第22回通常総会(写真)と記念講演会を開催した。>>つづきを読む

日本リベットルーフ防水工事業協同組合H23年度総会

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23年度塩ビシート防水施工実績は332万平米
アーキヤマデ㈱(山出満社長)が製造する塩ビシート防水「リベットルーフ」の責任施工団体である「日本リベットルーフ防水工事業協同組合は5月31日東京飯田橋ホテルグランドパレスで平成23年度通常総会を開催した。>>つづきを読む

KRK 第43回 定時総会

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シート防水生産量微増。23年度は1,860万平米。
シート防水メーカー団体である合成高分子ルーフィング工業会(KRK)が5月30日、東京・スクワール麹町で第43回定時総会を開催、新会長に山口忠重(ハセガワケミカルシート販売)、副会長に藤本庄三(アーキヤマデ)・石橋徳三(アサヒゴム)の各氏を選任した。>>つづきを読む

絵日記

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2012/05/04 防水工の労務単価 平成22年10月調査
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ルーファー達が合掌造りの屋根を見学

現代のルーファーは茅葺き屋根の防水から何を学ぶ?

白川郷杜若20125030撮影

世界遺産・白川郷(しらかわごう)は、岐阜県内の庄川流域の呼称だ。
大野郡白川村と高山市荘川町(旧荘川村)および高山市清見町(旧清見村)の一部に相当し、白川村は「下白川郷」、他を「上白川郷」と呼ばれる。白川郷の荻町地区は合掌造りの集落で知られ、1995年五箇山(相倉地区、菅沼地区)と共に白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。

5月30日、防水工事の施工団体である日本アスファルト防水工業協同組合のメンバーのうち30名が、白川郷萩町地区の合掌造り集落を見学した。普段マンションやオフィスビルといったコンクリート建築の屋上防水工事に携わるルーファー(屋根屋・防水屋)達である。

近年、茅葺き屋根の建物は景観を重視した建築文化の保存という面だけでなく、建築物としての耐久性・住環境の快適性といった視点からも再評価が始まっている。

今年2月11日、NHK-BSの科学番組「アインシュタインの眼」は、白川郷の合掌造りの建物の耐久性と防水性をクローズアップした番組を放映した。これはルーフネットでも詳しく紹介した。

>>記事を読む 「茅葺き屋根の雨漏り」再放送

『白川郷 ~合掌造りの知恵を解き明かす~』

世界遺産・白川郷。合掌造りと呼ばれる大きな三角屋根の建物では、今も多くの人が生活を営んでいる。合掌造りの多くは、江戸から明治期に建てられたもの。屈指の豪雪地帯にもかかわらず、一体なぜ250年前の木造住宅が厳しい自然に耐えられるのか?積雪が激しくなる12月下旬から1か月間にわたって撮影。構造・かやぶき屋根・いろりの3つポイントから厳しい冬に耐える高度な伝統建築技術と先人の知恵を解き明かす。

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我が国防水研究の第一人者、田中享ニ東京工業大学名誉教授と日本大学湯浅昇教授は番組制作に協力し、番組の中で「茅葺き屋根はなぜ雨漏りしないか」を実に解りやすく解説した。

全景

見学に参加したルーファーの中には、事前にその放映録画を見て予習していた人も多く、「茅葺き屋根の防水上の知恵を現代の防水に生かせないか」と丹念に合掌屋根を見て回った。

茅葺き屋根といっても、合掌造りは、豪雪に耐えるため独特の重量感をもっている。それは力強いともいえるが、
軽やかさは感じられない。人を寄せ付けない威圧感を感じさせることもある。まあそれもふくめて合掌造りの魅力である。その特長を、田中享ニさんは著書「屋根を読む」の中でこう述べている。

屋根を読む

「合掌造りの建物は、巨大な屋根部分と1階部分とが別構造になっている。合掌は1階の柱の上に乗せられ、そこから急こう配で差しかけられる。両側からの合掌は頭上で交差し、鋭角の三角形を造る。合掌の所々に梁が渡され、三角形を強固にすると同時に、途中階の床を支える。これが屋根のメインフレームである。合掌の外側にヤナカ(母屋)が水平に、それと垂直にクダリが取り付けられる。釘、カスガイ、といった金属類を一切使用せず、ネソと呼ばれる植物とわら縄だけで締め付ける。これらの外側に茅が厚くぬいつけられている。これが白川の人々の生活を雨、風、雪、日射、から守ってきた屋根である。厚さ数10センチメートル。遠くからは巨大さのためそれ程厚さを感じさせないが、近づくとその厚さに圧倒される。

合掌立山残雪

白川郷さし茅(撮影森田喜晴)

幸運なことに全国でも珍しい茅葺きの寺、明善寺の裏側で差し茅を行っている場面に遭遇した。本堂の裏側の屋根で、下半分を新しくして、チェーンソーで表面を整えているところだ。

2012/06/11(月) 08:00:45|屋根|

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2012/06/11(月) 08:00:45|屋根|


「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

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我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。

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