NSK 55期通常総会
NSK 55期通常総会
高性能湿式材料の需要拡大図る
総会で挨拶する藤井実広会長(エスケー化研)
NSK・本建築仕上材工業会が、令和元年5月10日、東京・明治記念館で、平成31年(令和元年)度通常総会を開催し、新年度事業計画などを決定した。
平成30年(暦年)の新設着工戸数は前年に比べ2.3%減少しているが、NSK生産数量の建築用仕上塗り材・左官材料・補修材料の総計は1.2%減少と健闘している。しかし生SL材(㎥)は、質量換算した場合は4.7%減少となっており、予断を許さない状態。
民間調査会社による今後の需要予測においても、新設住宅着工戸数は2020年度には70万戸台、2030年度には約60万戸になると予測されている。さらに専門工事業者の不足が別途問題視されている。
大工を例に挙げると2015年時点では35万人であったが、2030年には21万人まで減少すると見込まれており、「大工の1人当たりの新設着工戸数」が年間約2戸前後であることから、約60万戸の需要でも供給できなくなる可能性が指摘されている。
改修市場は2030年までに年間6~7兆円台で横ばいに推移すると予想されている。
新築・リフォームを問わず高機能な製品の市場展開が期待されている中、今年度は性能を重視した湿式材料需要拡大を目指してゆく、としている。
建築用仕上塗材生産量
2019/05/13(月) 18:29:38|ニュース|