6階建て実験住宅でドローンによる点検の実証実験
6階建て実験住宅でドローンによる点検の実証実験
ドローンで外壁点検と吹付けの検証実験
建研・西武建設などの共同研究を公開
一眼レフカメラ(ソニーα6000、35㎜/F1.8)を搭載し、建物に55㎝まで接近する大型ドローン。
国立研究開発法人建築研究所は、8月22日、茨城県つくば市立原の建築研究所内の展示館と実験棟で無人航空機(ドローン)による建物点検・維持管理手法検証実験を公開した。
実験は、国立研究開発法人 建築研究所、芝浦工業大学 伊代田研究室、同 長谷川研究室、一般社団法人 日 本ツーバイフォー建築協会および西武建設株式会社による共同研究によるもの。
実証実験の対象となった建築物は、ツーバイフォー工法で建設された、高さ 17m、建築面積 39.85 m²、延べ床 面積 201.75 m²、築1年の木造6階建ての実大実験棟で、純木造による現代木造としては現在国内最大階数。
今回の実験は3段階で行われ、従来からの①高所作業車を使って目視や打診検査、②地上からの写真撮影による点検、の後、新たに③ドローンによる写真撮影による点検を順次行い比較するというもの。
屋根部分など下からは死角となる部分も点検できるほか、使用するカメラの画素数が上がれば点検精度も向上する。
壁に向かって塗料を噴射するドローン。ここでは水を使用。通常のドローンは役400万円。この日使用したドローンは、バッテリーを外し有線給電方式にして、吹き付け塗料用の2Lタンクを装着、外に向けてノズルが伸びている西武建設による特別仕様。
築半年であり、ひび割れや変色は無いため。各階の窓に、ひび割れに相当する線と色によるこのようなチャートが貼られている。
2017/08/25(金) 23:59:28|ニュース|