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6月17日までです

6月17日までです

MUSEE exhibitions 007
Katsuhiro Saiki 2018 齋木 克裕 展 Non-Architectural Photographs
【日時】2018年5月23日(水)〜6月17日(日)11時〜18時 ※月・火は休廊
【場所】銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)
【料金】入館無料
6/9(土)16:00〜17:00 ギャラリートーク「非建築的な写真」 アーティスト× ゲスト 梅津元(埼玉県立近代美術館 学芸主幹/芸術学)

始まります銀座ミュゼ

画像の説明
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非建築的な写真(銀座レトロギャラリーMUSEEHPのHPより)

この展覧会のために選んだ作品は、1999 年から2011 年のあいだに制作した、建築や構造物を被写体とする写真作品です。いずれの作品でも、写真と抽象芸術の関係を探ろうとしています。写真というメディウムは被写体を必要とするので、常に、過去の出来事やここにはない何かを示しますが、一方で、対象を持たない抽象芸術は、作品自身のほかの何かを指し示すことはなく、今、目の前にそのものとして存在します。写真と抽象芸術という異なる形式をひとつに重ね合わせることによって、遠くと近く、過去と現在、ここにはないものとここにあるものといった、一見対立し、矛盾することがらを共存させうるような場所を、作品のなかに形づくろうとしました。

建築は、人が住み、集い、使用されることによって、建築として存在します。写真は、その建築の機能や美しさを記録することもできますが、一方で、写真に撮られることで建築物の有用性は取り去られます。建築は見られる対象となり、建築ではないものへと変化させられるのです。

作品のなかで、私は、それらの写真を切り取り、入れ替え、繋ぎ合わせ、作品自体の物の構造に従って組み替えています。建築物の持つ秩序を一旦分解し、たとえば画面の形体やプロポーションのような、物の秩序に重ね合せようとしています。それらの操作は、割り算や掛け算のような数式にも似た単純なものですが、剰余として残るものが常にあります。それは、たとえば、内部と外部、近くと遠く、現在と過去といった枠組みで物事を分け、認識しようとしても、捉えきれないような何かであり、私の作品は、それを顕在化させる装置のようなものだと思います。(齋木克裕)

作家紹介

齋木 克裕 アーティスト
東京都生まれ。創形美術学校、東京綜合写真専門学校で学ぶ。2002 年にアジアン・カルチュラル・カウンシルの助成でP.S.1(ニューヨーク)のインターナショナル・スタジオ・プログラムに参加、2004 年には文化庁より新進芸術家の海外研修助成を受ける。以後2017年までニューヨークで活動する。主な展覧会にArtists Space(ニューヨーク)、Japan Society(ニューヨーク)、Nederlands Fotomuseum(ロッテルダム)、川崎市市民ミュージアム(神奈川)などがある。主なコレクションは国際交流基金(東京)、DZ 銀行(フランクフルト)ほか。

監修者 紹介

白川 真由美 アート・コーディネーター
千葉県生まれ。コム・デ・ギャルソンのイメージ戦略に衝撃を受け、大阪芸術大学美術 学部芸術計画学科で教授の吉仲正直より、デッサンや哲学、体験する過程の重要さを学ぶ。国際展「水の波紋’95」で、街に作品を点在させるプロジェクトにサポートとして参加したのをきっかけにアートに関わるようになり、その後、京橋のギャラリー、私設美術館勤務を経て現代アートの捉え方を身につける。企業にアート起用を提案する事業などを通じて、人智を尽くした造形力を伝えるべく活動している。

2018/06/09(土) 01:45:28|PHOTOダイアリー|

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