2016年 近江神宮燃水祭
2016年 近江神宮燃水祭
平成28年7月7日 近江神宮燃水祭
女人舞楽原笙会による舞楽奉納「賀殿急かでんきゅう」
我が国最初の石油に関する記録は、1348年前に遡る。668年(天智天皇7年)の7月、「越の国 燃ゆる土 燃ゆる水をたてまつる」、日本書紀にはこう書かれている。燃ゆる土『燃土』とは天然アスファルトであり、燃ゆる水『燃水』とは石油のこと。『越の国』 は、現在の新潟県。なかでも現在の胎内市(旧黒川村)であったといわれている。黒川村は、昔、川の流れが黒くなるほど燃水が湧き出したことから、「黒川」 の地名がついたと伝えられている。
さる7月1日、新潟県胎内市黒川において燃水祭が行われ、その折採油された原油が、7月7日、近江大津宮旧跡に再建された近江神宮燃水祭において、黒川からの使者により燃水が献上された。まさに日本書紀の記述の再現である。(詳細は次号)
燃える土関係者による記念写真
今年の日本書紀奉唱は出光興産の東敏郎氏
2016/07/11(月) 01:38:40|「日本書紀と瀝青」2016|