「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

2013年1月1日 平成25年元旦

2013年1月1日 平成25年元旦

明けましておめでとうございます
謹賀新年

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日本の歴史画の父・小堀鞆音が日本石油の依頼で画いた「燃土燃水献上図」(JX日鉱日石エネルギー所蔵)の一部。前の甕の中は石油、後の黒い塊は燃える土(アスファルト)である。

人類と石油の関わりは、アスファルトをプラスチック(可塑性物質)として利用したことに始まります。西洋ではノアの方舟の防水、バベルの塔の接着・シール、モーセを救った葦の籠の防水として利用されました。これらは聖書の「お話」ではなく、考古学上の遺物として発掘されたり、同様の使い方がされていたという事がわかってきました。ということは「人類と石油との関係は接着と防水で始まった」といってもいいわけです。

日本ではやはり5~6千年前の縄文時代から、矢じりの接着、土器の補修コーティング、さらには、蔓を編んで、アスファルトと漆で覆ったらんたい容器が発掘されています。これはまさにナイルに流されたモーセの命を救った葦の籠船の防水、古代海洋民族が乗り込んだ、アスファルトで防水したパピルスの船と同じ構造です。 しかし日本では人類初の防水材が記録に現れるのは日本書紀668年まで待たねばなりません。

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毎年、近江神宮では、日本書紀の「天智天皇に燃える土(アスファルト)と燃える水(石油)を献上した」という記述をもとに燃水祭が斎行されます。昨年は日本書紀奉唱の大役を防水業界の代表が努めました(写真)。もちろん防水ウェブマガジン「ルーフネット」にとっては最大のニュースでした。

人間の生活の中で極めて重要でありながら地味な存在であった「防水」。でも丹念に探せば、歴史や芸術作品の中に見つける事が出来ます。そしてそれを今の生活やビジネスに活かす事は可能です。「ルーフネット」は今年も、その道筋を探します。

平成25年 元旦

2013/01/01(火) 00:00:01|About ROOF-NET|

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