「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

2011年 5月11日 号 (№46)

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2011年 皐月さつき 平成23年、昭和86年、大正100年、明治144年

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東京駅の屋根は、津波を逃れた宮城・雄勝の天然スレート

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ルーフネットにはお寺や神社の話題が良く登場します。
勝手にネタにしては申し訳ないので盆暮れ、お彼岸に瓦を寄進します。最近どこの神社仏閣でも、改修工事で、瓦の寄進を求めています。サイト名がルーフネットだから、これは協力しないわけにはいきません。でもこれは思いつかなかった。悔しい程グッドアイデアです。4月23日の毎日新聞にこんな記事がありました…。>>全文を読む

DBMC 次回開催地は、ブラジルにさらわれる。FUKUSHIMA原発ここでも…

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第12回 DBMC 建築材料・部材の耐久性に関する国際会議があったそうです。
先週の水木金、4月13,14,15の3日間、リスボンに次ぐポルトガル第2の都市・ポルトで、Durability of Building Materials and Components 国際会議が行われ、約300人が参加。日本からは15件の研究発表があった…そうです、という話。>>全文を読む

2011年日本建築学会賞

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論文賞はヒートアイランド対策の要となる研究
社団法人日本建築学会(Architectural Institute of Japan) が設けている建築の賞。日本国内における建築・建設分野で功績をあげた個人・団体を称え授与される。建築業界ではもっとも権威のある賞。
5月30日に行われる、日本建築学会総会に合わせて表彰式が行われます。今回の受賞者は次の通り…>>全文を読む

津波の破壊力と茅葺きの驚異の浮上力

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屋根は津波にも負けなかった
築200年、気仙沼網元の家。M9地震後第1波の津波で屋根部分だけ浮かび、流されたそうです。
4月24日の記事「東京駅の屋根は津波を逃れた宮城の天然スレート」という記事をアップしました。東京駅の屋根に使うはずだったスレートの準備をしていた、茅葺日本一の熊谷産業・熊谷さんの記事です。
>>全文を読む

絵日記

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防水の祖神・天智天皇を祀る近江神宮の夏は忙しい。

近江神宮「志賀」が語る「燃水祭」6

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日本の時刻制度を定めたのが天智天皇で、その時刻原器としたのが、最古の時計である漏刻(ろうこく)。
漏れる水によって時間を計る水時計だ。この日を新暦に置き換えたのが6月10日の時の記念日。
もうひとつ大事なのが7月7日の「燃水祭(ねんすいさい)」。燃水祭と防水との関わりはルーフネットのメインテーマです。
>>参考ページを見る「日本書紀にみる防水の起源」

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近江神宮が毎月発行していた(現在休刊)広報誌「志賀」の夏の号には必ず「燃水祭」がトップ記事として登場します。今回紹介するのは平成4年7月1日発行の第288号。これです。

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志賀 第288号 平成4年7月1日

近江神宮
燃 水 祭

平成四年七月七日(火)午前十一時
近江神宮大前にて斎行

「越國(こしのくに)、燃土(もゆるつち)と燃水(もゆるみず)とを獻(たてまつ)る。」

 日本書紀天智天皇七年七月の条に記される「燃土(もゆるつち)」とは土瀝青(どれきせい)、いわゆる天然アスファルトの事であり、「燃水(もゆるみず)」とは臭水(くそうず)、原油の事である。近江朝に始まる我が国石油の歴史を深く想いつつ、二〇世紀文明を支える基幹エネルギー石油。その祖神にこの日、感謝のまことをささげるのである。

 天智天皇七年は、近江大津京に遷都された明くる年で、天皇御即位の御年である。この年の大津宮における主な行事は、蒲生野への遊猟の事、武を講じ牧を置き馬を放たれた事、更に「近江令」の制定、崇福寺の創立に加えて、越の國より燃ゆる土燃ゆる水が献上されている。
 越の国は今日の新潟県北部に位置する黒川村であったといわれており、黒い川の流れるほど、臭水(石油)が湧出したことから「黒川」の地名がついたと伝えられている。黒川村には今日も「近江新」という地名。又「白竜山江州寺」という寺院が在る等、近江とのゆかりまことに深いものがある。

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 祭典は午前十一時斎行。新潟県北蒲原郡黒川村々長より燃水奉献の儀があり、続いて殿油業界(石油業界?編集部注)代表による献灯の儀、宮司祝詞奏上、日本書紀奏上と続く。
 文化の火、石油。そのエネルギーの上に成り立つ今日の文明社会。天智天皇の御世に火が点じられた「燃水(もゆるみず)」は、今世紀人類の生活と活動を支える基幹エネルギーとなっている。
 今日の文明社会の原点となるこの日、ゆかり深き天智天皇の大前に往時の心そのままに「燃水」を献上、今日の繁栄を謝しつつ、更なる発展を祈念し奉るのである。

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燃水祭式次第
平成四年七月七日 午前十一時斎行

時刻宮司以下祭員参列者所定の座に着く
先  修祓
次  宮司一拝
      (諸員之に倣いて一拝)
次  祢宜以下神饌を供す
次  清和四条流包丁式奉納
次  燃水奉献
   新潟県北蒲原郡黒川村村長
次  献灯
次  宮司祝詞奏上
      (此の間諸員起立)
次  「日本書紀」奉唱
      (此の間諸員起立)
次  舞楽を奏す
次  宮司玉串拝礼
次  参列者玉串拝礼
次  祢宜以下神饌を撤す
次  宮司一拝
      (諸員之に倣いて一拝)
次  宮司挨拶
次  宮司以下祭員退下
   祭典後、記念撮影、直会
      (於 太陽の間・浦安の間)

>>関連ページ : 日本書紀にみる防水の起源


「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

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我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。

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