高温・豪雨で記録更新 気象庁が2013年夏の天候を総括
高温・豪雨で記録更新 気象庁が2013年夏の天候を総括
平成25年(2013年)夏の日本の極端な天候について気象庁が9月4日発表
奈良・興福寺五重塔(国宝) 天平2年(730)興福寺の創建者藤原不比等の娘の光明皇后が建てた仏舎利塔。5回の被災と再建を経て、応永33年(1426)再建。高さ50.1メートル本瓦葺。2013.8.29 21:50撮影。
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平成25年(2013年)夏の日本の極端な天候について(気象庁)
2013年の夏は、全国で暑夏となりました。特に、西日本の夏平均気温平年差は+1.2度となり、統計を開始した1946年以降で最も高くなりました。8月上旬から中旬の高温ピーク時には、東・西日本太平洋側を中心に気温が著しく高くなり、高知県四万十市江川崎では8月12日の最高気温が41.0度と、日本の最高気温の高い記録を更新しました。また、今夏に日最高気温の高い記録を更新した地点は143地点、日最低気温の高い記録を更新した地点は93地点に上りました。
夏の降水量は、東・西日本太平洋側と沖縄・奄美の一部で少ない一方、東北地方と本州の日本海側で多く、特に、東北地方では7月の降水量が統計を開始した1946年以降で最も多くなりました。また、山口県、島根県、秋田県、岩手県の一部地域では、過去に経験したことのない豪雨に見舞われました。
夏の日本の天候を支配する太平洋高気圧とチベット高気圧は、今年の7月から8月はともに平年より強くなりました。ともに優勢となった要因は、海面水温がインドネシア・フィリピン周辺で高く、中・東部太平洋赤道域で低くなったことにより、アジアモンスーンの活動が広い範囲で非常に活発となったこととみられます。
■異常気象分析検討会分析結果概要
http://www.jma.go.jp/jma/press/1309/02d/extreme20130902.pdf
■異常気象分析検討会分析結果概要
http://www.jma.go.jp/jma/press/1309/02d/extreme20130902.pdf
2013/09/04(水) 23:59:59|PHOTOダイアリー|