騙されないための管理組合と大規模修繕
騙されないための管理組合と大規模修繕
大規模修繕での談合、リベートの実態
「週刊ダイヤモンド」のマンション特集
週刊ダイヤモンドが 2017年2月4日号P84~93で、「業者に騙されない マンション管理と大規模修繕」を掲載している。
特集の狙いを同誌は「複数の管理会社や設計コンサルへの取材を通じて、談合によって高値につり上げられた工事費の一部がリベートとして、管理会社や設計コンサルに渡っている実態をつまびらかにする」こととする。
- マンション工事業者と管理会社・設計コンサルの談合をめぐる関係図
- 工事の公募記事が時に談合を生み出す装置に
- 悪質コンサルの接待費が修繕費から
- 国交省も調査を開始
- 管理組合高齢化による機能不全
- 積立金不足の実態と対策
- 共用部分の地震対策
- 駐車場使用料は修繕積立金会計に
- 修繕積立金の目安として、国は1平米あたり200円/月。実情はその半分。
などが紹介されている。
読者対象は住民だ。しかし、適切な工事の完成を第一義とする談合に加わらない工事業者や設計コンサルにとっては、この記事は、住民の理解を得るための一つのツールとして利用できるかもしれない。
例えば、小規模マンション改修の工事業者の応募条件に、資本金1億円以上、のほか、工事実績件数や工事金額を指定して、「協力関係」にある大手に絞り込む。談合でリベートを得ようとする設計コンサルに共通するのは工事管理費が格安。など。
2017/03/08(水) 14:00:14|集合住宅改修 !&?|