首都圏の地下鉄道の浸水防止対策協議会
首都圏の地下鉄道の浸水防止対策協議会
吉澤鉱山の地下鉄道写真の続編を紹介するにあたって、地下鉄道の浸水対策に関する資料を探していたらこんなものを見つけた。
昨年6月10日に行われた「首都圏の地下鉄道の浸水防止対策協議会」の記者発表資料だ。
東京メトロの浸水対策
第2回「首都圏の地下鉄道の浸水防止対策協議会」
- 日 時 平成23年6月10日(金) 14:00~15:30
- 場 所 経済産業省別館 1031号会議室
- 議題
- 東京メトロにおける浸水対策の概要について
- 浸水による避難誘導方策及び浸水防止対策の調査結果について
- 調査結果等から得られた課題について
- 会議の概要
- 東京メトロから、資料1により、東京都の高潮対策や過去の浸水実績を考慮し、トンネル坑口に防水壁、駅出入口に防水扉や止水板、換気口に浸水防止機を整備していること、また中央防災会議の最終報告書(平成22年4月)に基づき、順次、耐水圧を向上させた新型の浸水防止機に更新等していること等、説明があった。
- 国土交通省から、資料2により、首都圏の地下鉄道を有する主要な13鉄道事業者の浸水防止対策に係る調査結果を報告した。主な内容は以下のとおり。
- 各事業者は、浸水の危険性を把握するための情報を複数の機関から入手している。
- 列車の運行を司る指令所においては、停電時に備え予備電源が整備されている。
- 駅、トンネル及び列車には非常用照明が設備され、停電時でも情報伝達、照明の確保が一定時間可能である。
- 浸水時における旅客の避難誘導に関するマニュアルが整備されており、一部事業者では訓練も行われている。
- 各事業者は、トンネル坑口に防水壁、駅出入口に止水板等を設置している。
- 地下区間に変電所、指令設備等が設置されている事業者がある。
- 乗客の避難や重要な設備の浸水対策等について、引き続き検討を進めていく。
2012/04/29(日) 00:00:58|地下|