防水工事のためのコンクリートの含水率測定方法
防水工事のためのコンクリートの含水率測定方法
日大 湯浅 昇教授が講演
防水工事においては、下地コンクリートの含水率管理が重要である。コンクリートが濡れたままだと、防水層に剥離やふくれが生じる恐れがあるからだ。
日本大学湯浅昇教授の専門は「コンクリート」である。コンクリートを均質な塊として見るのではなく、その内部と外では品質が異なるという視点から、強度、劣化を論じることに力を注ぐ。それを解きほぐすキーワードは「水」と「細孔構造」。これを言語化し、コンクリートの状態を論じることがテーマだ。細孔構造からコンクリート内部の圧縮強度分布を示した研究に対して、セメント協会論文賞を受賞している。
日本大学湯浅研のコンクリート中の含水率評価技術は高く評価され、国内外に常に話題提供を行っている。湯浅氏は、2013年に発行された建築技術4月号「何でなのシリーズ」で、永年防水業界でお題目のように唱えられてきた「防水下地のコンクリート水分は8%以下」の意味を解き明かした。
http://www.arch.cit.nihon-u.ac.jp/column/2013/04/03/000684.html
そして11月21日の第4回日中韓防水シンポジウムでは、「防水工事のためのコンクリートの含水率測定方法」を発表した。
含水率測定方法の原理
質問する中国浙江工業大学 楊楊教授
今回はその発表内容を紹介する。
湯浅教授のプロフィールはこちら:http://www.arch.cit.nihon-u.ac.jp/staff/yuasa-noboru.html
防水工事のためのコンクリートの含水率測定方法
2013/12/24(火) 09:00:00|躯体保護と混凝土|