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防水層の台風被害を未然に防ぐ

防水層の台風被害を未然に防ぐ

AIJ 既存防水層耐風性評価研究
WG発足し10月21日に第1回委員会開催

木登りタイショウ
写真は本文と関係ありません

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日本建築学会材料施工委員会 防水工事運営委員会の直轄WGとして新設された「既存防水層耐風性評価研究WG」は、2020年10月22日、第1回委員会を開催した。

主査は田中享二(東工大名誉教授)、幹事は宮内博之(建築研究所)委員は以下の各氏。

近年台風被害が増大しており、2018年関西圏、2019年関東圏に巨大台風が襲撃した。防水層にも多くの被害が発生したが、特に部分接着工法や機械的固定法による防水層損傷事例が多く見られた。

田中主査は「これらは事前に耐風計算や台風試験により確認されているはずであるが、それでも被害が発生したのは防水システムの劣化によると推定される。事実そのような事例が多く見られた。防水層は強風に見舞われなければ、被害は発生しない。そのため全国的に見れば潜在的に耐風性に乏しい防水層はまだ多く存在する可能性がある」という。

そこで「今後の台風被害を未然に防ぐためには、耐風性の低い防水層を見つけ出し、何らかの対処をする必要がある。そこで既存防水層の耐風性評価法を試験装置の開発も含めて検討する」ことを目的にWGを立ち上げた。

1年目には「下地との接着・固定力測定試験装置の開発」を行い、2年目には「実建物での測定」を行う予定。

WG メンバー (敬称略)

主査 田中享二 東京工業大学(名誉教授)
幹事 宮内博之 建築研究所
委員 石原沙織 千葉工業大学
委員 神山光司 (株)ワプル
委員 西村岳司 日防技研
委員 中村修治 住ベシート防水
委員 菊地裕介 建材試験センター
委員 臼倉拓人 田島ルーフィング
委員 小関晋平 ダイフレックス
委員 七牟禮博幸 日新工業
委員 吉岡孝治 ニッタ化工品

2020/10/22(木) 05:50:07|ニュース|

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