防水専門誌「月刊防水ジャーナル」が創刊500号記念号発刊
防水専門誌「月刊防水ジャーナル」が創刊500号記念号発刊
田中享ニ東工大名誉教授による「年表から読み解く近代防水の歴史」など
今や我が国唯一の防水専門誌になった「月刊防水ジャーナル」(㈱新樹社・櫻井年明主幹)の2013年7月号が、創刊500号となった。記念特集として、我が国を代表する設計事務所からの寄稿「設計者は防水をどう捉えているか」や、東京工業大学田中享ニ名誉教授による近代防水史の概観などを掲載している。
防水ジャーナルはが昭和45年7月創刊。これまで創刊300号記念号(1997年臨時増刊号)、防水100年記念号(2005年10月)号で、それぞれわが国の防水をアーカイブしている。
今回の田中名誉教授の記事は、編集部の作成した1905年から現在までの防水年表に沿って、田中氏が近代防水の歴史を9ページで、実にわかり易く概観した。1905年(明治38年)は東京工業大学小池迪夫名誉教授の調査によって、「近代建築防水誕生の年」とされている。
1905年、大阪瓦斯本社ビルのベランダ部分に、アスファルトルーフィングをアスファルトで積層する麺部蓮防水工法が採用された。従来のアスファルトミックスによる防水に代わって、現代の防水につながる積層工法が初めて採用されたことをもって小池名誉教授は、「近代防水の誕生」とした。
2013/08/09(金) 23:11:28|ARCHIVES|