銅センター広報誌が東京駅屋根工事を特集
銅センター広報誌が東京駅屋根工事を特集
全国の銅板工が呼び寄せられた
次の百年をめざして~蘇った東京駅
社団法人日本銅センターの広報誌「銅」174号(2012年9月20日発行)にJR東日本・建設工事部小澤成昭課長と鹿島建設建築技術部高村功一技師長の取材記事が掲載されている。
「当時施工されたものは残し、手を加えるものはそれを明示する」、という基本方針で「復原」された東京駅。屋根の飾りとパラペット、バラスター、フィニアル、時計周辺の飾り、尖塔、縦樋、庇などに使用された銅の量は約100トンに達する。
JR東日本・小澤さん:現代では人工緑青を用いることもできますが創建時の意匠に近づけるため、あえて自然のものを採用し、施工法も当時の方法に近づけました。
鹿島建設・高村さん:「なまし」「たたき」「はぜ掛け」「しぼり」など銅の施工法も創建時に近づけました。カーブのあるところは全てなましとたたきで成形。たたきの部分は0.4ミリか0.6ミリ厚の銅板、一般部分は0.4ミリ厚の銅板を使用しています。
屋根工事は石渡工業が担当。
2012/11/17(土) 01:39:04|屋根|