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釜石漁師のみんなの家 竣工式延期

釜石漁師のみんなの家 竣工式延期

ということは、「屋根葺きボランティアはまだ間に合う」幸運、ということですね。

東日本大震災で壊滅した岩手県釜石市の漁業支援、交流人口拡大を目的に建設中の「釜石漁師のみんなの家」。

建設工事は最終段階を迎えており、当初竣工式が9/28(土)に予定されていましたが、竣工後の運営をめぐりまだ議論が続いており、それらが決定した上で改めて竣工式を迎えた方が良いという結論に至りました。

として、公式フェイスブックに竣工式の延期がアナウンスされている。

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9月22日建具が入った。左側 バーレーンの小屋はそのままだ。(写真提供・児玉嵩史さん)

釜石漁師のみんなの家はRN163号の以下の記事参照↓
http://www.roof-net.jp/index.php?%E9%87%9C%E7%9F%B3%E3%83%BB%E6%BC%81%E5%B8%AB%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%AE%E5%AE%B6%E3%81%AE%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0

釜石漁師のみんなの家プロジェクトは、単に建物を作ることではなく、それ以上に次の4つのコンセプトに基づくものだった。

  1. 発信:ここから釜石の魅力を発信し、釜石の漁業発展のキーステーションにしたい。
  2. 体験:「漁師のまちツアー」の発着点とし、都市から釜石へ人を呼んでくる。
  3. 教育:かっこいい漁師の仕事を伝えて、漁師ファンを増やす。
  4. 物販:日常的には朝市や魚の販売を行う。

竣工後の運営の方向付け、準備は最重要テーマと言えるだけに、焦らずに進めていきたいものだ。
屋根関係では、「杉皮むき・杉皮葺き」という魅力的な、ワークショップが進められていた。しかし杉皮の手配が間に合わず、遅れていた。

乙坂サンポスター

TeMaLiアーキテクツ乙坂さんが作成した「釜石漁師のみんなの家」杉皮むき+杉皮葺きワークショップのチラシ

神社仏閣の屋根でよくみられるのが桧皮葺(ヒノキや杉の皮葺)や杮葺(ヒノキやサワラの木を薄く剥いだ板で葺く)。ここでは桧皮ではなく杉皮で屋根葺きを自分たちでやってみようという試み。かつて茅葺き屋根の葺き替え作業は「結(ゆい)」と呼ばれる組織によって,地域の人たちが協力して行う共同体を象徴する行事だった。現代社会でこの結を維持することはできない。世界遺産である白川郷での葺き替えには、合掌造りの保存を願う人たちが全国から集まった。茅葺き屋根は少なくなったものの、各地の民家園屋茅葺屋根関係者による体験ワークショップが行われている。それに比べて、桧皮葺や杮葺を体験できる機会は極めて少ない。

清水釜石敷衍

これは2011年7月9日、清水市郎さんが釜石駅から新浜町に向かう途中で撮影したもの。漁師のみんなの家は新浜町にある。

2013/09/28(土) 11:55:07|ニュース|

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