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茅葺きに学ぶ建築再生「草の循環」「苫の思想」

茅葺きに学ぶ建築再生「草の循環」「苫の思想」

「はたすすき 尾花逆葺き 黒木もて 造れる室は 萬代までも」
これは万葉集第8巻に収められた歌です。「逆葺き」は茅の穂先を下に向けた葺き方で、この葺き方は耐久性には乏しいが、施工が容易で、薄く葺いても雨漏りしにくいのが特徴です。皮つき丸太を骨組みにして屋根にはススキを逆葺きにしたような素朴な小屋を好ましいものとして、その永遠性を歌ったもので、「苫の思想」を象徴する歌と言えましょう。
(一社)日本茅葺文化協会 代表理事 安藤邦廣氏

苫の思想
(画像をクリックすると拡大します。)

R&R建築再生展は「建築再生は単に劣化した機能の回復を行う守りの対策にとどまるものではない。新しい時代の課題に応える手段として、防災、安全・安心、省エネ・省資源、快適・健康、長寿命を目標とし、建築ストックの再生・活用改修を通して新しいライフスタイルを創造し、多様な効果を生みだす新分野と捉える必要がある」という認識のもと、平成元年から開催されており、2019年今回のテーマは「建築ストックの再生と未来価値の向上」。

日本茅葺き文化協会では「茅葺きは、とても古く、かつ新しい技術です。痛みのひどい部分の挿し茅によって全体の新陳代謝を図り、農耕社会における屋根葺きと肥料という草の循環が成立しているのです。この知恵が今の時代いかに役立つかを、伝えたい」としている。

この話の続きを聞きたい人は、2019年6月11日~13日、東京ビッグサイト青海(あおみ)展示棟
Bホール「R&R建築再生展2019」のJWHA日本防水の歴史研究会ブースで(27番ブース)。
https://www.rrshow.jp/

2019/06/03(月) 08:55:01|茅葺き文化|

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