「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

自然保護団体「日本熊森協会」を支援する防水工事店

自然保護団体「日本熊森協会」を支援する防水工事店 

熊森全国大会

「日本にも欧米並みの完全民間自然保護団体を育てよう!」と1997年、日本の森と動物を守るために森山まりこさん(現会長)は、大学生になっていた教え子たちと日本熊森協会を結成した。
それから15年、日本熊森協会は結成当時の熱い気持ちのまま、奥山保全・再生活動にまっしぐらに突き進み、会員数も年々増え、現在では23,000人。法人化も果たした。昨年は東北大震災・福島原発事故の影響で協会の活動も大きく制限を受けたが、4月15日、兵庫県尼崎市で開催された15周年全国大会には、各地から210名の会員が集まった。

森山会長と杉本さん
森山会長と杉本さん

杉本会長と森山さん②

その会場に防水工事店の経営者の姿が見えた。社団法人全国防水工事業協会関西支部理事で全アロン防水組合理事長の杉本憲央(株メイコウ社長)さんだ。杉本さんは熊森協会でも数少ない法人会員として活動を支援している。

防水業界による文化・研究を通しての社会貢献としては、防水メーカーである田島ルーフィングによる日本建築学会への田島基金、同じく防水メーカーの日新工業による設計コンペの実施などがある。

全アロン防水組合のチャリティー活動は、同組合が創立10周年を迎えた、平成3年に遡る。当時の副理事長で、10周年記念事業委員長の国際建資 水谷嘉孝社長(故人)の発案だった。「小さな慈善事業の中にわが組合員の優しさ・強さ、連帯意識の高さ、豊かな人間性を発揮しよう。そして経済倫理の回復に寄与しよう」とチャリティーに取り組んだ。
宮城まりこさんの主催する「ねむの木学園」に300万円を寄付したのを皮切りに、毎年総会時に募金を集め、全国の福祉施設に義援金として届けてきた。
2004年の全アロン防水組合総会では、杉本理事長の肝煎りで、日本熊森協会の森山まり子さんに講演を依頼するとともに、当日の総会懇親会の席で集めた募金に、数年間の蓄積分を加えて同協会に寄付した。

防水ジャーナル

さらにこの年は防水専門誌である月刊「防水ジャーナル」10月号の表紙広告として熊森協会の広告を掲載し、その費用を支援した(発行元である新樹社も一部負担した)。これに対して熊森協会会員から感謝の言葉が寄せられた同時に、防水業界ではもちろん建築業界でも珍しい試みとして業界内外から注目された。

杉本理事長によると、全アロン防水組合でのこうした活動を経て「若い世代からも、本業の防水を通しての社会貢献の道を探ろう」という動きも出ているそうだ。

アイ・エー・シー 稲井逸彦

杉本さんの勧めで入会したのが稲井逸彦さん(左)。 防水・外壁改修工事店・アイ・エー・シーの社長だ。稲井さんは入会早々から、息子が通う小学校での特別授業、会社関係者への講演を森山会長に依頼してきた。稲井さんの右に居るのは森さん。一年前、稲井さんと偶然居酒屋で知り合い、熊森の話を聞いて、入会してしまった。今日は大会スタッフとして、遠方からの参加者をサポートしている。こんな連鎖は愉快だ。

杉本さん、 村上滋賀県支部長
右は滋賀県支部の村上美和子支部長。

2012/04/17(火) 08:00:01|NATUREフォーラム|

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