緑と屋根:笠間稲荷
緑と屋根:笠間稲荷
笠間稲荷
本殿。深い緑が銅屋根をすっかり覆っています。
笠間稲荷神社:茨城県笠間市笠間1番地
祭神:宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)。「ウカ」は食物の意で、「稲に宿る神秘的な精霊」を現わす五穀・食物をつかさどる神である。『古事記』によると、宇迦之御魂神は須佐之男命(すさのおのみこと)と神大市比売神(かむおおいちひめのかみ)の間の子。
笠間稲荷の由緒によれば、
この地には胡桃の密林があり、そこに稲荷大神さまがお祀りされていたことから、「胡桃下稲荷」(くるみがしたいなり)とも呼ばれている。また第十三代藩主井上正賢公の一族に門三郎という人がいて、利根川流域を中心に多数の人々に功徳を施し、信仰を広めたことから「お稲荷さんの門三郎」との名声を博し、いつしか門が紋にかわり「紋三郎稲荷」とも呼ばれるようになった。
~とある。
手水舎
本殿は江戸末期安政・万延年間(1854~1860)に再建された、銅瓦葺総欅の権現造。昭和63年国の重要文化財に指定されている。本殿周囲の彫刻は、当時名匠と讃えられた後藤縫之助の作「三頭八方睨みの龍」「牡丹唐獅子」、弥勒寺音八と諸貫万五郎の作「蘭亭曲水の図」等。
楼門
2014/07/30(水) 09:42:06|屋根|