第42回熱シンポ
第42回熱シンポ
都市における熱環境に関する最新の研究事例発表
主旨説明をする宿谷昌則教授(東京都市大学)
司会の西岡真稔准教授(大阪市立大学)は、セッション2で「都市の表面・建築の外皮」に関する報告を行った。
日本建築学会 は11 月16 日(金)、17 日(土)の両日 建築会館ホールで都市における熱環境に関する最新の研究事例発表と意見交換を行った。
今年の熱シンポジウムでは、建築・都市における熱環境に関する研究と関連する技術開発の最新事例、教育や知識の伝達方法の最新事例、これからの伝熱・熱環境の研究には何が求められるかについてのシンポ。関係する研究者・技術者による約20題の講演とパネルディスカッションの場で「将来の建築・都市熱環境」や「将来のくらし」について、パネリストと出席者による意見交換・議論が行なわれた。
プログラム(敬称略)
第1日:11 月16 日
13:30-13:45 挨拶・主旨説明(宿谷昌則)
13:45-15:30 セッション1
- 熱環境に関わる住宅の先進的事例 (司会:長谷川 兼一)
- 戸建住宅の断熱改修による便益と課題 長谷川 兼一(秋田県立大)
- ソーラーハウスにおけるエネルギーと室内温熱環境の見える化
-OMスマートネットの利用と普及について- 村田昌樹 (OM ソーラー) - 太陽エネルギーの更なる利用向上に向けた取り組み 太田勇(ミサワホーム)
- 潜熱蓄熱内装建材の効果に関する検討 佐藤友紀(大建工業)
15:30-15:45 (休憩)
15:45-17:30 セッション2
- 熱環境に関わる建築・都市の先進的事例(司会:浅輪貴史)
- 都市の立地特性と熱環境デザイン 浅輪貴史(東工大)
- ヒートアイランド対策の事例 赤川宏幸(大林組)
- ヒートアイランド対策技術の省エネルギー性能評価 鳴海大典(横浜国大)
- 街区の形態と都市の風通し 竹林英樹(神戸大)
- 都市の表面・建築の外皮 西岡真稔(大阪市大)
第2日 11 月17 日
09:30-12:05 セッション3
- 建築・都市熱環境の将来とその教育(司会:一ノ瀬 雅之)
- 熱力学の建築環境学への融合―その入門方法 宿谷昌則(都市大)
- 環境を考慮した設計教育の現場と現実 前真之(東大)
- ブロック模型を用いた環境工学教育プログラムの開発 岩下剛(都市大)
- シミュレーションと環境建築教育 一ノ瀬 雅之(首都大)
- 都市熱環境の教育 飯野秋成(新潟工大)
- プログラム演習による環境解析教育 酒井孝司(明治大)
12:05 -13:10 (昼食)
13:10-15:45 セッション4
- 建築・都市熱環境の可能性(司会:西岡真稔)
- 建築環境予測のための将来気象データの開発と応用 曽我和弘(鹿児島大)
- ハビタットシステムの未来シナリオと環境負荷削減可能量 赤司泰義(九州大)
- 住宅における適応的快適性と環境調整行動に関する研究 H.B.リジャル(都市大)
- 執務者による自然換気窓の開閉行為 金政秀(首都大)
- 建物の使われ方と熱負荷 -内部発熱の変遷と将来像- 永田 明寛(首都大)
- 都市ヒートアイランドの将来予測 飯塚悟(名古屋大)
15:45-16:00 (休憩)
16:00-17:30 セッション5
- パネルディスカッション(司会:宿谷昌則)
- 「将来の建築・都市熱環境とくらし」
山川文子(エナジーコンシャス)、川島宏起(東京大学大学院)、藤田 渉(東京理科大学大学院) 、長谷川兼一、浅輪貴史、一ノ瀬 雅之、西岡真稔
2012/11/22(木) 19:14:04|ニュース|