竜宮城の屋根
竜宮城の屋根
竜宮城の屋根
片瀬江の島駅
2020年7月30日、竜宮造りの「片瀬江ノ島駅 新駅舎」が完成した。
片瀬江ノ島駅は、1929年4月1日の小田急江ノ島線営業開始に合わせて、竜宮造りと称される竜宮城を模した造りで開設され、以来90年の間、地域の人々や観光客に親しまれてきました。2018年に建て替えが開始され、約6ヶ月間の工期を経て屋根総面積785㎡(回廊・コンコースを含む)の改修工事が完了した。新しい駅舎神奈川県産の木材を活用した本格的な竜宮造りで、木の温もりがあふれる駅舎になっている。
竜宮造りとは、社寺の楼門の造り方の一種で、下部は漆喰しつくいで塗り固め、中央にアーチ型の通路をあけ、上部は木材で軒を組み、入母屋の屋根をのせる。木部を丹や群青などで彩色し、異国趣味が強い。長崎の国宝崇福寺楼門が代表例だ。
屋根は、緑青発色チタンで成形加工したチタンによる本瓦棒(芯木なし工法)および横葺きで、役物も多様な処理をしたチタンが使用されている。
2020/09/09(水) 23:58:28|PHOTOダイアリー|