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砂付き改修がターゲット。アスファルトウレタン塗膜新工法まもなく上市

砂付き改修がターゲット。アスファルトウレタン塗膜新工法まもなく上市

コスミック工業会が総会と講習会。

新理事
渡辺会長と3人の新理事。渡辺会長(左端)と3人の新理事。

左から㈱リフォームアップ佐々木英史、㈱マックス・プロ・シール宮本衛、日曹商事藤田大輔の各氏。

ユープレックス㈱が製造するウレタン塗膜防水材「コスミック」等の責任施工団体である「コスミック工業会」が10月28日東京中野サンプラザで第5期定期総会と技術講習会を開催した。
 
冒頭渡辺光会長(レオン工業)は「景気が悪いといわれる中、当工業会は右肩上がりに成長している。5年目を迎えた今、地に足着いた事業の方向を探ってゆきたい」と挨拶。メーカーであるユープレックスの甲斐洋一社長挨拶の概要は次のとおり。「当工業会設立当初、当社の売り上げに占める防水材の比率は20%であったが、5年後の今、その比率は逆転し80%に達している。当工業会の特徴は業界の先を進む革新性にある。今年度は業界初の3工法に続いて、来年早々アスファルトウレタンのハイブリッド商品を発売する」。

砂つきアスの改修がターゲット
現在日本の防水市場はJWMAによると年間7000万~8000万平方メートル。メーカーのユープレックスでは、かつて集合住宅屋根防水の主流であったアスファルト防水の押さえ工法が、近年は露出工法が主流になっている。改修時期を迎えている砂つきアスファルトの市場は800万平米と推定している。この市場に対して、現在、自着タイプのアスファルトによる改修が8割程度、その他塩ビの機械固定工法が多く、さらにウレタンアスファルトによる防水も固定ファンを掴んでいる、と見ている。新工法は砂つきアスファルトの上にアスファルトウレタンで下地処理し、その上にウレタン防水を施工するという発想だ。現在試験施工を行っており、来年本格販売の予定。

古澤さん
建築学会若手優秀報告賞を受賞した、東工大大学院古澤洋祐さんの講演

膨れ圧力の予測が可能に
日本建築学会関東支部材料施工部門で2009年度若手優秀報告者賞を受賞した、東京工業大学大学院の古澤洋祐氏が「通気緩衝シートのウレタン塗膜防水工法のふくれ抑制効果の研究」を報告した。
この研究は2010年9月の日本建築学会大会(富山)において、同工業会会長でレオン工業社長の渡辺光氏と共同発表したものである。
同研究は、温度変化により生じる圧力変化とコンクリート中の圧力拡散、通気緩衝シートからの圧力の減少を考慮することで、膨れ圧力を予想することが可能であることを示した。

2010/11/02(火) 00:00:12|ニュース|

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