石巻日記
石巻日記
3年1か月と14日
日和山山頂の鹿島御児神社の鳥居の向こうに中州と河口が見える
2014.4.25
標高60.4mの日和山の山上には鹿島御児(かしまみこ)神社が鎮座している。元禄2年には、芭蕉や曽良がこの地で句を詠んだ。眼下に北上川の河口が見え、江戸時代には千石船の出航に都合の良い風向きや潮の流れを見る場所であることから、その名が付いたという。そして3年前には多くの人達がここから荒れ狂う潮を見た。山上では桜の古木が満開の花びらを散らしている。花見の名所で地元の人がたくさん訪れるのだ。「ライトアップはしていません」とだけ書いた小さな張り紙があり、柵にはかつての河口付近の写真が大きく引き伸ばして張られている。
2014年4月25日の旧北上川河口の中洲
かつての姿
2014年4月25日の旧北上川左岸
かつての姿
銅板の一文字葺き屋根に銅の棟包み。この拝殿の奥に本殿があった。
造営のための献金を求める看板。
甚大な被害を受け本殿は解体された。国の補助はなく、築300年の本殿造営はままならない。
2014/05/08(木) 14:14:10|PHOTOダイアリー|