水コンペと「オキーフの家」
水コンペと「オキーフの家」
2011「水コンぺ」~二人のアーティストの家~の講評より
日新工業の2011年「水コンペ」のある作品に対して、審査員の山本敏夫さんは(鹿島建設専務執行役員・建築設計担当)「24時間反転した生活を送っている2人の芸術家がセッションのようなかたちで交互につくりあげて行くという設定の作品があった。良く読むと面白い設定だとおもった。この人はオキーフの家を読んだのかな」と講評した。随分印象的な話だったので、本を手に入れました。
「オキーフの家」は20世紀アメリカ美術を代表する画家ジョージア・オキーフと、彼女が孤高の晩年を過ごした家での生活を撮影した写真家のマイロン・ウッドとの静かな共同作品のような写真集だった。
井戸の蓋の上におかれた石で、オキーフと庭師エスティベンはチェスのように会話する。井戸の側を通る時、一人が石を少し動かす。もう一人はあとから、あるいは翌日、それに応えて石を一つ動かし返す。
今六本木の国立新美術館で、オキーフの作品を見ることができる。
オキーフのレコード棚
2011/12/05(月) 00:17:12|ニュース|