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日石社史にみる日本石油史

日石社史にみる日本石油史

5冊の日石社史から読み取る「燃土燃水献上」

日石百年史

日本の石油産業を展望し、歴史を踏まえて将来を展望しようとする際、最も重要な文献は日本石油、現JX日鉱日石エネルギーの5冊の社史「日本石油史」だろう。まず大正3年の東京大正博覧会にあわせて発刊された初版「日本石油史(写真下左)」、3年後の大正6年に創立30周年に合わせて発刊された「縮刷版日本石油史(写真なし)」、太平洋戦争開戦前年昭和15年、ひっそりと作られた百ページの50年史(中上)。初版日本石油史の改訂増補版ともいうべき新版「日本石油史(中下)」は昭和33年創立70周年の記念事業の一つであった。
そして堂々の千ページ越え、それらの総括ともいうべき昭和63年発刊の「日本石油百年史(右)」。

これらを精査する事で、石油産業の一端を担うアスファルト工業とアスファルトの歴史を読みとることができる。ルーフネットのかんばんコーナー「日本書紀と防水」で70年史までは概要を紹介した。今回は100年史。

石油4冊

1050ページの百年史は、「人類の石油利用はアスファルトをプラスチックス(可塑性物質)として利用した原始社会にはじまる。旧約聖書にノアの方舟の製造方法と関連してアスファルトが登場する…」と始まる。

そして日本書紀、668年天智天皇の節で、「燃える土と燃える水献上」とつながり、他の5冊と同じく「燃える土は天然アスファルトの類であろう」としている。

また、当時アスファルトが日本でも旧約聖書に近い用途で用いられていたという考古学的知見が、紹介されている。

2011/04/01(金) 01:01:11|ARCHIVES|

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