日本の防水の原点「日本書紀~燃土燃水献上図」を見に行こう!
日本の防水の原点「日本書紀~燃土燃水献上図」を見に行こう!
10月16日~12月12日 東京六本木泉屋博古館で
天智天皇・燃土燃水献上花盛器(彫金)展示。
左が燃水(臭水くそうず=石油)を入れた甕、真中が燃土=天然瀝青。新潟県黒川で採掘し、これから大津の近江宮の天智天皇に献上する。ご存知小堀鞆音(ともと)の「燃土燃水献上図」の図柄を模している。
塚田秀鏡:銀地赤銅朧銀素銅象嵌片切彫
直径42.8センチ。高さ39.3センチ。清水三年坂美術館所蔵
防水の歴史研究会から、お知らせがきました。
六本木一丁目駅徒歩2分にある、泉屋博古館で、防水関係者必見の展示会とのこと。

彫金作品で歴史的事実をモチーフにしたものは珍しいそうですよ。
日本防水の歴史研究会によると、この花盛器の絵柄の基になった小堀鞆音の日本画は、日本石油創立30周年を記念して依頼されたことになっている。日本石油は「1917年(大正6年)5月5日に東京両国国技館で創立30周年記念式典挙行」という記録がある。したがって秀鏡がその画を見て制作したとなれば、「燃土燃水献上花盛器」は塚田秀鏡最晩年の作品ということになる。
2009.919-11.23 横浜開港150周年記念・横浜美術館開館20周年「大・開港展」図録より
2010/09/17(金) 09:05:52|ARCHIVES|