文化庁「選定保存技術」認定書交付式で認定書を授与
文化庁「選定保存技術」認定書交付式で認定書を授与
選定保存技術「茅採取」の保存団体として認定
宮田文化庁長官から認定書
写真提供:日本茅葺き文化協会(下も)
平成30年9月26日、平成30年度重要無形文化財保持者及び選定保存技術保持者・保存団体認定書交付式が、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京で行われ、一社・日本茅葺き文化協会(安藤邦廣代表理事、写真右)は、宮田亮平文化庁長官(中央)から認定書を授与された。
安藤邦廣代表理事コメント:
このたび、文化財の保存のために欠くことのできない伝統的な技術、技能であり、保存の措置を講ずる必要のある「選定保存技術」として、檜皮採取、屋根板製作とともに、「茅採取」が選定されました。
茅場制度の消滅に伴い、担い手不足の問題がある現状において、地域の地勢や植物に関する知識、慣習の蓄積によって支えられてきた、茅の育成、茅場の管理も含め、茅採取の技術は、保存の措置を講ずる必要があるとして選定されたものです。
また、「茅採取」が選定保存技術に選定されるにあたり、当協会が、これまで、地域色を尊重し、ふるさと文化財の森での茅刈り、加工の研修、記録作成などの事業に継続的に取り組んできた実績が評価され、選定保存技術の保存団体に認定されることになりました。
これも各地域の会員の皆さんをはじめ多くの方が共に取り組んできたこれまでの実績が評価されたものとして、大変喜ばしいことと思っております。
参考
ルーフネット記事
2018/08/15 「茅採取」が文化庁の選定保存技術に選定
2018/10/08(月) 23:01:54|茅葺き文化|