接着剤の元祖はアスファルト
接着剤の元祖はアスファルト
ヒノキ新薬が発行する季刊誌「エプタ」86号の特集は「貼る」。
紀元前4000年には存在していた天然アスファルトの元祖接着剤としての姿を多面的に紹介している。その他、膠(にかわ)と文化財保存・ヴァイオリン、漆、金継ぎなど。
『エプタ』は、基礎肌粧品メーカーであるヒノキ新薬株式会社が発行する企業文化誌。1960年代から発行していた社外誌『asunaro』を、2001年に現在の形で新創刊し、季刊+1の年間5冊発行。「古き良き日本を見直し、伝統文化に誇りを持ち、広く“知”への関心を喚起させ」ること」が編集方針という。http://www.hinoki.co.jp/publish/
アスファルトの章は日本接着学会・元理事の柳澤誠一氏が執筆。「接着剤の元祖はアスファルトだった」として縄文時代の利用、ノアの箱舟やバベルの塔など、ルーフネットではお馴染みの話題が展開されている。またアスファルト研究家の佐々木榮一氏提供の豊川油田の写真、JWHA日本防水の歴史研究提供の天然アスファルトの写真なども掲載されている。
2018/04/21(土) 08:31:54|考古・地学|