「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

恐るべし根の力について

恐るべし根の力について

恐るべし根の力
お答えします。
編集長の日記、昨日2月23日の原発処理水の漏水の記事中、田中・石原らの研究についいて、「詳しく知りたい」という問い合わせがありましたので紹介します。

壬生寺千体仏塔
壬生寺千体仏塔(この写真は記事とは関係ありません)

壬生寺千体仏塔解説

平成の仏塔。この違和感とソグワナサ。それでもなんとなく納得してしまうのが土地柄でしょうか。

※ ※ ※

このページの左側、縦に並んだメニューに「躯体保護と混凝土」という項目があり、その下に「田中教室」があります。田中先生の講義をいくつか纏めたもので、この中の「最終講義」の第5節が屋上緑化に係わるものです。

防水研究の第一人者。東京工業大学田中享二名誉教授の最終講義。第5回。

建築材料の研究者が植物の基礎研究を始めた。近年屋上緑化の需要が増えつつあったところに、今回の大震災と夏の電力逼迫。クールルーフのへの期待は一気にヒートアップ。ところで屋上緑化防水の要は防水層の耐根性だ。「地上の花はきれいでも、根はとても荷暴力的」だと、田中享二東工大名誉教授はいう。どの程度暴力的であるかを、調べねばならなのだが、意外なことに、従来の植物の研究ではそんなデータがなかったそうだ。ここでも先生は、世界初の研究を始めた。植物の根がどの程度の力で防水層を攻撃するか。測定装置の製作から始まり、驚くべき結果が判明した。
何と、木の根が肥大する力は車2台分の重さにも相当するという。(初紹介時のルーフネット前文より)

5 学んだこと その4 恐るべし根の力。これもまた世界初の研究

田中教室最終講義5

地下茎の先端は爪楊枝の先に似ています。この先端を水で濡らして少し柔らかくします。それを手のひらに立てます、そしてその上に1リットルのペットボトルを載せます。このような状態です。実際にやってみるとわかりますが、結構痛いです。このような力ですので、弱い防水層では突き破られても無理はないな、ということが理解できました。ですから緑化防水は、相当性根を据えてかからなければならないと思います。

そして最大値として、根の長さ1cmあたり440Nを観測しました。これがどれ位のパワーかといいますと、根の長さを1m部分として換算すると大体4.4トンになります。小型乗用車は重さが2トンくらいですから、これを2台位は持ち上げることができます。大変な力持ちであることが分かりました。 (RN田中教室 最終講義第5節より)

詳しくは ↓ をご覧ください。
http://www.roof-net.jp/index.php?%E7%94%B0%E4%B8%AD%E6%95%99%E5%AE%A4#o8e87485

2012/02/24(金) 08:55:19|緑化とルーフプラン|

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