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建築紛争解決にむけた 裁判所と建築学会のタッグ

建築紛争解決にむけた 裁判所と建築学会のタッグ

司法支援建築会議が「名誉司法会員」称号授与と「功労者」表彰

司法支援

和田会長より、功労者として表彰状を送られる難波蓮太郎氏。

日本建築学会司法支援建築会議は5月15日、同組織が設立後10年以上経過したのを機に、同会議の活動に貢献のあった5名の会員に対して「名誉司法会員」の称号を授与、また池永博威・鶴田裕(左から2人目)・難波蓮太郎氏ら20名に功労者表彰、さらに201名に感謝状を贈呈した。

司法支援建築会議は2000年6月、会長直属の組織として設置され、これまで裁判所に対して、鑑定人・調停委員等の候補者の推薦、裁判所との情報交換、裁判官に対する講演会などを行ってきた。現在司法支援会議の会員は360名。

2013/05/15(水) 01:27:27|ニュース|

建築界と法曹界が「建築紛争をなくす」ために協力

建築学会司法支援建築会議がシンポジウムと表彰式
「司法支援建築会議のこれまでとこれから」

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シンポジウムで開催趣旨を説明する上谷宏二運営委員長

日本建築学会司法支援建築会議は5月15日、東京・田町の建築会館ホールで、全体会議シンポジウムと功労者表彰等祝賀会を開催した。表彰式は既報。

日本建築学会は最高裁からの強い要請に応え、建築紛争解決のため2000年6月、会長の直属機関として「司法支援建築会議」を設置、裁判所に鑑定人・調停委員候補を推薦するほか講演・出版・情報交換を通じて13年間支援活動を行ってきた。

今後もこの活動を展開し社会貢献を続けるには、設立から10 年を過ぎた今の時点で支援建築会議の役割や機能を再確認して、今後の展望について会員間で認識を共有する必要があるとの判断から、今回のシンポジウム「司法支援建築会議のこれまでとこれから」が企画された。

シンポジウムに先立ち、会議の目的達成に貢献のあった5名に名誉司法会員の称号が贈られ、山口昭一氏が代表して挨拶した。続いての功労表彰では、池永博威、鶴田裕、難波蓮太郎各氏ら20名が表彰された。

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功労者表彰

さらに10年以上在籍した201名に感謝状が贈呈された。防水関連での感謝状は功労表彰を合わせて受賞した池永、鶴田、難波3氏に加えて、上村克郎、小池迪夫、近藤照夫、白山和久、十代田知三、田中享ニ、逸見義男、横田暉生の各氏に贈呈された。

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基調講演を行った最高裁事務局の福田千恵子課長はパネラーとしても参加。(写真左)

シンポジウムではでは、まず基調講演として「司法支援建築会議は、司法制度の中で、どのように役立っているか」のテーマで最高裁判所事務総局民事局 福田千恵子第2課長が、司法制度の概略を説明し、それを踏まえて司法支援建築会議がどのような制度とかかわっているのか、またなぜ司法支援建築会議が必要なのか、具体的にどんな役割を担っているのかなどについて、説明した。

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基調講演を踏まえ、パネルディスカッションでは司法支援建築会議の活動は、これまで裁判所における建築紛争の解決に役立ったのか、役立ったとすれば具体的にどのように役立ったのか。また、現状に問題点はないか、裁判所での紛争解決だけでなく、ADR も含め、より進化した紛争解決に向けて司法支援建築会議が進むべき方向性、司法支援建築会議に今後望むことは何かなどについて、実際に調停や鑑定を経験した建築専門家を中心に、司法支援建築会議歴代の運営委員長や建築裁判等に携わる裁判官、ADR に携わる国土交通省紛争調整官らが感想、意見、期待などを述べた。

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PDの司会は建築紛争を得意とする大森弁護士。

シンポでの発言内容は次の通り。

  1. 今までの司法支援活動と今後の展望
    仙田満(東京工業大学名誉教授・環境デザイン研究所会長)
    小野徹郎(椙山女学園大学教授・名古屋工業大学名誉教授)
  2. 支部おける司法支援活動と今後の展望
    井野智(北海道大学名誉教授・北海道情報大学名誉教授)(北海道支部)
    岡部功(昭和設計代表)(東海支部)
    高幣喜文(タカヘイ建築技術研究所)(近畿支部)
  3. 裁判所から、これまでを振りかえり、今後に期待するところ
    福田千恵子(最高裁判所事務総局民事局第2 課長)
  4. 建設工事紛争審査会から、今後に期待するところ
    梶原輝昭(国土交通省土地・建設産業局建設業課紛争調整官
  5. まとめ:田中淳夫(宇都宮大学名誉教授・田中淳夫研究室)

2013/05/18(土) 01:27:27|ニュース|

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