平成27年 立春朝絞り 予約締め切りは1月27日(火)
平成27年 立春朝絞り 予約締め切りは1月27日(火)
付加価値、価値の創造、利休…
予約開始のこのポスターを見る度に思い浮かぶ言葉です。
確かにうまいが、これよりうまい酒はいくらでもある。そもそも酒の好みなんて、実に様々だし、吟醸酒や生酒が苦手な酒飲みも少なくない。
それでもこれが、1日に24万本も売れるには理由がある。
キャッチコピーは『今年一年の幸運と繁栄を招く縁起酒!~立春の日の朝に搾りあげた、究極のしぼりたて~。』
日本名門酒会が毎年、立春2月4日に発売する「澤乃井 立春朝絞り」。立春の日に、昨年(2014年)日本一売れているお酒(4号瓶)だそうです。
東京・青梅の酒「澤乃井」の蔵元小澤酒造が、立春の日に酒が一番良い状態になるよう仕込む。酒屋はもっとも冷え込む夜明け前から蔵元に集合、瓶詰めされた酒にラベルを貼る。作業を終えると地元の神主さんのお祓い。酒屋はそれぞれの車に積んでその日のうちに客に届ける。
水天宮にあるルーフネット編集本部の向かいが、加盟酒店の一つ野沢酒店。店主の野沢さんは「今年もうまいですよ。早く店に戻れるように、雪だけが心配です」と言っていた。この店の場合、例年12時過ぎには店頭に並ぶが、ほとんどは予約品だ。気の早い客は12時過ぎから店で店主の到着を待っている。
作り手と売り手が真剣に作り、感謝し、買い手はそれを予約し買うことで支援する。そりゃあ沢山売れたら嬉しいが、何より三者が一連の行為を目いっぱい楽しみ、遊ぶ。これが、結果として売れることの理由、だと確信します。
2015/01/21(水) 22:28:12|ニュース|