屋根で壁で床。石ノ森萬画館 と鯉のぼり
屋根で壁で床。石ノ森萬画館 と鯉のぼり
宇宙船の前を泳ぐ鯉のぼり。
漫画館スタッフによると、石ノ森作品に登場する宇宙船ではない。石ノ森が求めたのは舞い降りた宇宙船。日本設計がスケッチをもとに実施デザインした。素材は残念ながらジュラルミンですらないようだ。施工:飛島建設、構造S造、地上16.9m、最高高さ:16.9m。
石ノ森萬画館。東北一の大河・北上川。その河口付近の三角州に宇宙船が浮いている。
宇宙船にも、がれきや汚泥が押し寄せた。
チリ津波の教訓から1階の天井が8メートルと高めに設計され、原画の保管や展示は2階、3階部分で行っていたため、館内に収蔵された物品や、避難者への被害はなかったという。
5メートルの津波が引き、中州にかかる橋の上に取り残された人々や、濁流に流されてきた人を館内へ誘導した職員と避難者約40人は救助を待ち、館内で5日間を過ごしたそうだ。
約1年前の2013年3月24日の完全復活を期して館はリニュアルオープンした。それからのファーストアニバーサリー(1周年)で復興への歩みを展示するポスター。取材日はそれからさらに1ヶ月経過している。
2014/05/02(金) 00:30:05|ニュース|