大棟仮面も登場。仏国立ケ・ブランリ美術館 マスク展
大棟仮面も登場。仏国立ケ・ブランリ美術館 マスク展
6月30日まで東京都庭園美術館で開催中
「謳え(うたえ)、踊れ、驚異のハイブリッドたちよ…」
2006年にパリ、セーヌ河岸にオープンしたフランス国立ケ・ブランリ美術館。建築家ジャン・ヌーヴの設計でも世界の注目を集めている。 今回の展覧会は、アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカから集められたマスク(仮面)をテーマに開催さ れる、日本国内における同館初の大規模なコレクション展。
オープニングで挨拶するケ・ブランリ美術館ステファヌ・マルタン館長。
新館のショップには仮面に関する書籍やグッズが。後ろはアール・デコの邸宅美術館の側面が見える。4月25日からは庭園の整備が終わった部分の一部が公開されている。
OC16 大棟にかける仮面。パプアニューギニア。植物繊維、顔料、ヒクイドリの羽。135.0×69.5×47.0㎝。
「セピック川流域には通過儀礼を受ける男たちと精霊を守ってくれる美しい儀式の家がある。そのファサードと切妻にかけられる仮面は建物の一部をなしており、仮面は大昔の女性の顔をあらわしており、建物はその女性の体を象徴している(解説より)」という。
マスクの裏側。(写真はいずれもプレス事前公開で撮影。
「人は動物や精霊や神々、そして物語の登場人物を模(かたど)った仮面を纏い、 時に音楽やリズムとともに踊り、舞い、それと一体化することによって、我と仮面(=他者)という両 者の力を併せ持つ存在(‘ハイブリッド’)となって、未知なる時空の扉を開こうとしたのです(リリースより)。」
2015/05/03(日) 11:03:55|ニュース|