「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

周山街道をゆく

周山街道をゆく

目指すは京都・美山「茅葺の里」

目指すは京都・美山かやぶきの里

京都市内から車で約1時間、京都府下最大の面積を誇る南丹市美山町がある。そこには豊かな自然と昔ながらの茅葺き民家が多く残り、今もなお大切に守られている。

美山町は800〜900メートル級の山々に囲まれた谷あいの山村で、もともとは林業や農業を中心に栄えた町だが、近年はアユ釣りと観光の町と言えるかもしれない。

人口は4,454人(平成24年11月現在)。東西を由良川の源流となる美山川が横断し、川に沿って昔ながらの茅葺き民家が残っている。中でも知井地区にある北集落は、特に茅葺き民家が多く、この集落は現在、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。

鮎のぼり
鮎のぼり

ルーフネットのお薦めは、京都市内から、美山の茅葺の里を目指して、「燃土燃水献上図」のもとになった「鳥獣戯画」を所蔵する高山寺に立ち寄り、お薄を一服いただいてから周山街道をゆく、というルートだ。

高山寺は

高山寺は京都市右京区栂尾(とがのお)にある古刹である。創建は奈良時代に遡る、神護寺の別院であった時期もあるが、建永元年(1206)明恵上人が後鳥羽上皇よりその寺域を賜り、名を高山寺として再興した。
鳥獣人物戯画、日本最古の茶園として知られ、ここでお土産のお茶を買えばパッケージはもちろん「鳥獣戯画」。かえるとウサギが燃える土(もちろんここでは酒肴が入った葛籠)を担いでいる図柄を選ぶこともできる。

※ ※ ※

深見トンネルを過ぎたあたりから、道路沿いに、茅葺屋根のフォルムを忠実になぞったようなトタン屋根の家が、次々現れる。1件1件屋根の模様が違う。石垣模様だったり、瓦模様だったり、波板、瓦棒といった街中のローコスト民家風だったり、様々だ。 「あー、せっかくの茅葺屋根もトタンかあ」と、独り言を言いながらハンドルを握っていたが、6軒目を通過したとき、あまりのバリエーションの多さに驚くと同時に、「いや待てよ、単に屋根を茅から、別のものに変えるなら、もっと別の選択しもあるはず、ここまで以前の形を、フォローする必要はないはずだ。ここの人たちは、誰よりも茅葺屋根を残したかったんじゃないか」と思い至る。じっくり見ればどのトタン屋根も同じようだが一つ一つはっきり違う。そして素材は銅やステン、チタンといった高級品ではないが、どの屋根も丁寧に作ってある。これは放ってはおけない。Uターンし、写真を撮っていった。そして撮りながら美山までドライブ、ストップ、シューㇳを繰り返すこと約30回。その一部がこの写真です。

だから今回は美山茅葺の里へ序章・アプローチです。

P8180340.jpg

P8180347.jpg

P8180352.jpg

P8180376.jpg

P8180359.jpg

P8180361.jpg

P8180368.jpg

P8180375.jpg

茅葺きの里入口
これより茅葺の里

このトタン屋根を美山の茅葺職人たちは愛情と若干の無念さを込めて「缶詰屋根」と言っています。
http://www.kayabuki-ya.net/ver1/notebook/cat4/cat5/
茅葺職人のブログ「トタン考」が面白いです。

2013/09/12(木) 11:33:55|屋根|

powered by Quick Homepage Maker 4.8
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional