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作業服のまま池の中に入って、「みっともない」と思わないの?

作業服のまま池の中に入って、「みっともない」と思わないの?

この間、スーパーゼネコンから専門工事会社まで、日本中で安全大会が開かれる。

画像の説明

タイトルの言葉は、防水・改修の専門工事店である、関東レジン工業の野村透一社長(写真右)が安全大会で語ったもの。

毎年7月1日から7日までは全国安全週間。その前の一月間、専門工事店の社長は忙しい。取引のあるすべてのゼネコンの安全大会に出席し、自社でも実施しなければならない。下請・職長全員集めて、安全・事故防止対策を徹底する。この日はめったに全員そろうことのない仲間が集まる懇親・情報交換の場でもある。

関東レジン工業は6月28日、東京・中野のサンプラザで安全大会を開催した。事故事例報告、安全表彰、安全宣言のあと野村社長は「一見安全とは関係ないように見えるが」と言いながら。現場パトロールで見かけたレストランの改修工事現場での出来事を紹介した。

レストランの庭に面した外壁改修で、すぐそばには池がある。作業上どうしてもその池の中に入らなければならない。深さを測ったら、腰のあたりまである。事前にゴム長を用意するよう伝えておいた。ところが、当日は作業服のまま池に入っている。お客はいないが、レストランの従業員はそれを見て笑っている。これは作業に対する心構えの問題です。みっともないかっこう、汚いかっこうは、みっともない仕事・汚い仕事に通じる。作業にふさわしい服装というのは、とても大切です。危険・安全という観点とは違うように見えますが「これじゃまずいかな?」という感覚が大事。こうした感覚は安全意識と同じ根っこです。

安全大会とは

全国安全週間は、産業界における自主的な労働災害防止活動を推進するとともに、広く一般の安全意識の高揚と安全活動の定着を図ることを目的として、昭和3年から実施している。
毎年、7月1日から7月7日までを本週間、6月1日から6月30日までを準備期間としている。
全国安全週間においては、スローガンが設けられており、週間中の意識の高揚を図るため、看板、ポスター等として広く事業場に掲示される。
平成22年度のスローガンは、写真の垂れ幕にあるように、「みんなで進めようリスクアセスメント めざそう職場の安全・安心」

全国安全週間は、昭和3年に初めて実施されて以来、「人命尊重」という崇高な基本理念の下、「産業界における自主的な労働災害防止活動を推進するとともに、広く一般の安全意識の高揚と安全活動の定着を図ること」を目的に、一度も中断することなく続けられ、本年で83回目を迎える。
さて、我が国の労働災害による被災者数は、長期的には減少傾向にあるものの、今なお、1,200人を超える尊い命が労働の場で失われているとともに、労災保険新規受給者数は年間約55万人にも上っており、減少がみられていない。また、派遣労働者の数が増加する中で、派遣労働者に係る労働災害が近年増加している。さらに、一度に3人以上の労働者が被災する重大災害は依然として高い水準にあるとともに、化学工場における爆発災害、鉄塔建て替え工事における倒壊災害、造船所における墜落災害、基礎工事用の建設機械の倒壊災害など、一度に多くの労働者が被災し社会的に大きな関心を集める災害が跡を絶っていない。

一方で、景気は急速な悪化が続いており、企業における労働災害防止対策に係る活動が停滞することも懸念される。このような中、労働災害の一層の減少を図るためには、危険性又は有害性等の調査等の実施により、職場から機械設備、作業等による危険をなくしていくことや、職業生活全般を通じた各段階における安全教育の徹底を図ることなどにより「労働者の安全と健康を最優先する企業文化」である「安全文化」を定着させることが不可欠である。

2010/07/02(金) 09:08:54| 集合住宅改修 !&?|

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