仕上材料分野の発表は200題
仕上材料分野の発表は200題
材料施工部門の発表は前年度に比べ59題の増加
材料施工部門の中でも仕上げ材料、特に防水分野の参加)数が突出している。
2019年度学術講演総数は6,839題。うち11.1%にあたる756題が材料施工部門の発表である。この比率がこの10年間コンスタントに続いている。それぞれの部門の担当広報委員が、部門別に概要を報告しており、材料施工部門では、材料施工委員会野口貴文広報委員が部門別概要を報告しているので一部紹介する。
(*なお講演総数が、コメントの数字と、表とで異なるため確認中。)
仕上材料分野と補修・改修分野の発表に関する野口貴文広報委員のコメントは次の通り。
仕上材料分野の発表題数は昨年より10題増えて200題。この数字は材料施工部門の4分の1を超えている。防水・シーリング関係の発表は前年の71から62題に減少したものの、各種防水工法及びその耐候性に関する研究発表が行われる。またタイルの発表題数は30題で、前年度の13から大幅に増加しており、タイルの剥落防止に関する研究が注目されていることが伺える。そのほか床材料が17題、塗料・塗装が18題、内装材料が18題、外装材料・外壁が17題、左官材料が12題あり、いずれも例年と同程度の数である。
補修・維持保全分野の発表題数は、昨年度とほぼ同じの90題。試験に関する発表が40題あり、実建築物での試験・検査方法にかかわる研究が盛んに行われていることが伺える。このほか、仕上材による鉄筋コンクリート造躯体の保護に関して17題、鉄筋コンクリート造の補修・改修に関して12題、実建築物の調査事例に関しては11題の発表が行われる。
材料施工委員会・野口貴文広報委員
2019/09/04(水) 19:20:44|ニュース|