世界遺産富岡製糸場の屋根1
世界遺産富岡製糸場の屋根1
世界文化遺産は平日の朝でも大賑わい
御雇い外国人ポール・ブリュナ(仏)は製糸場の建設地を富岡に選定し、フランスから製糸場で指導に当たる技術者を呼び寄せ、洋式の器械を日本人の体格に合うように改良した。
建物の設計は 横須賀製鉄所建設に携った同じくフランス人のオーギュスト・バスティアンが担当した。
主要な建物は、木の骨組みに、壁に煉瓦を積み入れて造る 「木骨(もっこつ)煉瓦造(れんがぞう)」で、屋根は伝統的な瓦葺き。建造物の主要資材は 石、木、煉瓦、瓦(かわら)で構成され、鉄枠のガラス窓や観音開きのドアの蝶番(ちょうつがい)などはフランスから運び込まれた。しかし、資材の調達は大規模な建築のため多くの困難が伴い、中心となる材木は主に近くの国有林より、調達し、煉瓦は、フランス人技術者が瓦職人に作り方を教え、福島町(現甘楽町福島)の 笹森稲荷神社(ささもりいなりじんじゃ)東側に窯(かま)を築(きず)き瓦と共に焼き上げた。その中心となったのは埼玉県深谷からやってきた瓦職人でした。また煉瓦の目地には、セメントの代用として 漆喰を使いたが、その原料となる石灰は下仁田町青倉・栗山産のものだったという。
ボランティア解説員が活躍。ブルーナ邸前で。
2月の大雪で、大きな被害を受けた。
ブルーナ邸の這樋も雪で押しつぶされている。
2014/09/13(土) 00:47:03|屋根|