ピングラウト協議会28回 定時総会
ピングラウト協議会28回 定時総会
資格認定制度拡充へ
記念講演会は東工大田中名誉教授の「防水層と台風」
発砲ウレタン樹脂による注入工法の施工団体であるピングラウト協議会が、2月21日、東京港区のメルパルク東京で、第28回定時委総会を開催した。
前年度は材料出荷量が伸び悩んだが、昨年初めて東京で行った資格認定試験に続き、今年5月には大阪でも試験を行う。施工の信頼性を高め、新たな材料開発と併せて、需要喚起を図ってゆくことを決めた。
柿崎会長挨拶:トンネル、橋梁などのインフラ整備、オリンピックに向けての新築・改修需要など業界は追い風のなか、新たな疎水性材料の開発も進めており、多様な需要に応えてゆきたい。
総会後、東京工業大学田中享二名誉教授は「防水層と台風」のテーマで記念講演を行い、
◎防水層には強風時に吸い上げ力が生じる
◎機械固定工法では固定部に鉛直力と同程度の横力が発生する。にもかかわらず、これまで世界的に見ても鉛直力のみで防水層が設計かれていたことを、ビデオや実験データでわかりやすく解説した。
2014/02/25(火) 17:58:37|ニュース|