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ツタンカーメンと防水の接点 ③

ツタンカーメンと防水の接点 ③

チュウヤのカノポス厨子
ミイラの内臓の容器は金と瀝青(アスファルト)で飾られた

チュウヤのカノポス厨子
ルーフィングジャーナリスト・佐藤孝一氏のスケッチ
高さ52㎝、幅57㎝、奥行き72㎝。展示番号46

アメンヘテプ3世の治世(紀元前1410-1372年)、新王国時代第18王朝。テーベのルクソール王家の谷、イウヤとチュウヤの墓で発見された。

瀝青(アスファルト)と金で覆われた美しい箱(カノポス厨子)。下地の木が見えるのは、台のソリの一部くらいだ。カノポスはミイラを作る際に取り出した内臓を防腐処理したうえで納める容器。チュウヤの内臓は肺、肝臓、胃、腸の4つにカノポス壺に分けられ、これを一組としてカノポスに収める。

瀝青の黒は、「大地の肥沃さと、死者の王国に結びつく色」と、されている。

12月9日まで上野の森美術館で開催中のエジプト考古学博物館所蔵ツタンカーメン展。有名な黄金のマスクは展示されないが、防水やアスファルト関係者にとっては見逃せない3点がある。それが展示番号2:アメンヘテプ2世立像、同32:ライオンの頭部をもつ女神の座像、同46:チュウヤのカノポス厨子。いずれも木に瀝青すなわち天然アスファルトでコーティングされている。いずれも紀元前1500年頃の作品。

「瀝青とはビチュメンすなわち天然アスファルトのことで、防水や補強、接着、表面保護のために使用された。」(総合監修ザヒ・ハワス博士の解説より)

画像の説明

ツタンカーメンの棺形カノポス容器
(内臓が保管されていた器)。

2012/10/04(木) 23:12:34|考古・地学|

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