スカイツリーのシーリング
スカイツリーのシーリング
第22回東シ協技術講習会で、堀長生氏(大林組)が講演
東日本シーリング工事業協組(苅谷純理事長)は、10月25日、東京・アルカディア市ヶ谷で第22回技術講習会開催した。
講師とテーマは次の通り(敬称略)
- 「東京スカイツリーの防水工事」
堀長生(大林組技術研究所技術ソリューション部主席技師)
- 「日本建築学会におけるシーリング材の汚染防止性 評価方法の検討動向」
添田智美(フジタ技術センター主任研 究員)
- 「日本シーリング材工業会50周年と青本専門書の改訂」
飯島義仁(日本シーリング材工業会広報委員長)
HORI NAGAO on the TREE 2011.8.11 。空樹495m地点で。
シーリングの長さは6万2000m。シーリング材は2成分型のシリコーン系。低温時の初期接着性能から脱アルコール型のシリコーンを選んだ。防水との取り合いがある部分は変成シリコーン系シーリング材。
通常、超高層建築では2重シールを採用する。内側にガスケット、外側を不定形のシール・いわゆるシーリング材を使うのが普通だが、ここではメンテを考慮して、逆になっており内側がシーリングだ。当日の講演は1時間。大林組が制作したDVDを見た後、約40分、シーリング・防水材の選定の経緯と工事の様子を堀氏が詳しく解説した。
2012/11/01(木) 23:08:36|ニュース|