グランルーフはやっぱり グラン庇(ひさし)ではなかった
グランルーフはやっぱり グラン庇(ひさし)ではなかった
9月20日東京駅八重洲に「グランルーフ」オープン
光の帆をイメージしたという大屋根(グランルーフ)。屋根は光の帆、柱は帆柱ということになる。長さ230メートル、最大高さ27メートル。
施設は、地下1階、地上3階建てで、飲食店を中心に15店舗が入る。駅側からせり出した全長約230メートルの大きな屋根の下の2階部分に、最大9メートルの幅の歩行者デッキが設けられた。八重洲口南北にある2つの高層ビルを結ぶデッキは壁面緑化、さらに水を霧状に噴射するドライミストを設け、屋根に降った雨水を植栽に利用するなど、環境に配慮した設計となっている。
水下、駅舎側に巨大な軒樋(とい)が設けられた。
南端 巨大な軒樋を支える柱に細い2本の竪樋が寄り添う。
もしこれが瓦屋根だったとしたら、鬼瓦が据えられる部分。膜構造の屋根の先端を支える柱の飾りは、「新幹線車両の頭部をデザインしたそうですよ」と警備のおじさんが教えてくれた。
「グランルーフ」というが、これは駅舎の庇(ひさし)「グラン庇」じゃないか~~という人がいた。
遠くから見ればそうだが、実際は独立した柱に支えられており、片もちではない。駅舎に接しているのも南側せいぜい三分の一程度だ。
建築基準法第二条第一号に定義があり、この定義によると、~~~「建築物」とは土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの~~~、となっているから、この「巨大な帆」はグランルーフとい名付けられた建築物であり、庇ではないですね。
2013/09/21(土) 00:00:01|屋根|