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カプセル保存のカギを握る防水

カプセル保存のカギを握る防水

日本建築学会防水アーカイブWGがカプセルタワーを見学

中銀カプセルタワー

中銀カプセルマンションこと「中銀カプセルタワービル」。昭和47年(1972年)竣工。黒川紀章の初期の代表作で、当時世界的に話題になった「メタボリズム建築運動」の世界初の実用建築。    

  • 規模・構造:SRC造、一部S造、地上11階~13階地下1階
  • 建築面積:429.51㎡
  • 延床面積:3091.23㎡
  • 竣工:1972年(昭和47年)

カプセル見学外観P2190360

4月21日、日本建築学会の防水アーカイブ検討WG(主査・田中享二東京工業大学名誉教授)が、メタボリズム建築の代表作の一つとされる中銀カプセルタワーの劣化状況を見学した。

P4210143.jpg

カプセルの屋根は、漏水補修のデパート。ゴムシート、塩ビ、ウレタン防水らしきもの、防水塗料などが思い思いに施工され、ひび割れや貫通部には、各種シーリングやテープが張られている。

ブリッジより カプセル裏

案内役はカプセルタワー保存プロジェクト代表の前田達之さん(写真右端)。WG一行は説明を聞きながらA、B棟をつなぐブリッジの上から、各カプセルの劣化状況を目視視。13戸を所有するオーナーでもある前田さんに質問を投げかけた。

窓 P2190343

10㎡のカプセル住戸には1か所の丸窓があり、グレードにより2重窓になっている。クロロプレンらしきガスケットは健全で、この部分からの漏水は無いようだ。

(続く)

2016/04/26(火) 00:37:12|歴史的建物を守る|

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