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アスファルトによる放射能汚染土壌処理方法

アスファルトによる放射能汚染土壌処理方法

喜寿で初めての特許取得。「素人に何がわかる?」の言葉に発奮

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画像の説明
元・日本アスファルト防水工業協同組合事務局長の古田伸行さん(77歳)。

アスファルト防水工事施工団体の元事務局長が、アスファルト使った原発放射能汚染瓦礫の処理方法で喜寿直前に特許を取得した。発明の名称は「放射性汚染物質の保管方法」。平成27年6月19日付けで確定し、番号は「特許第5761669号」。

古田さんは、東日本大震災後、「東日本大震災に伴う津波による原発メルトダウン、その後の除染瓦礫の処分方法」に関して、アスファルに係わった長年の経験をもとに対策方法を考えた。そしてこれを河童連邦共和国の機関誌「河童新聞」に掲載した。

河童連邦共和国は、全国の河童愛好家がそれぞれの地域で「河童村」を造り、村が集まって設立したもの。「水は命 河童は心」を国是とし、自然環境保護を活動の柱とする。全国の会員は約1000名、古田さんは「大老」職を勤めている。

その提案は次のようなものだった。

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「アスファルト使った原発放射能汚染瓦礫の処理方法を提案している。除染作業で集めた泥、落ち葉、等の汚染物質はサンドバックに入れて野積み状態である。放射能は雨で流され、巡り巡ってまた水道水に戻ってくる。これを断ち切るためにサンドバッグをアスファルトで「てんぷら」にして、それをさらにアスファルトで固めて埋め戻すという案」。

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しかし、東京都や福島県に提案したものの、「アスファルトは放射線に耐えられない」などの理由で、本格的な検討対象として俎上に上がることはなかった。その間、安部首相が世界に宣言した「原発はコントロールされている」の言葉に反して、汚染水の漏水は止まらず、福島市内の除染は70%程度にとどまり、ビニールシートの穴に袋詰めの汚染物質を積み上げ、ビニールシートで覆った状況が続いている。現状を見かねた古田氏は汚染物質の処理方法として、先の案を再度提案するため、喜寿前を目標に、生まれて初めての特許取得を目指した。そして今回の特許承認を機に、再度「アスファルトによる放射性汚染物質の保管方法」採用に向けての働きかけを開始した。

2015/10/07(水) 23:30:52|ニュース|

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