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お初の上七軒だより10

花街で文化・しきたりの動態保存

お初の上七軒だより10
「お化け」します。
よろしゅう おたのも~します~。

上七軒おばけ

左千夫速報。上七軒の「お化け」に急遽追加参加があったそうです。2月の花街といえばおばけ。土曜日勝也ちゃんと市照ちゃんが案内を持ってきてくれました。今年は2組、勝也ちゃん・勝江ちゃんコンビと、尚そめちゃん・市照ちゃんコンビ。
昨日、梅乃さんの舞妓さんがお化けをすると言う事で、ポスターを持って来てくれました。


お化けって何?

立春は旧暦の正月。だから前日の節分は大晦日。年神の交替の間隙をぬって忍び込む鬼祓い、厄除けのために、普段と全く違う扮装をして、「化け」て、鬼をはぐらかすらしい。江戸時代からつい30年くらい前までは普通に見られたそうだ。でも勿論今ではそんな習慣は花街だけに残っている。花街といっても祇園当たりでは芸妓,舞妓だけでなく倶楽部のホステスまで仮装して仕事に出る。この時期、6時以降に花街を散策すれば変な仮装した女性に出会える。

「お化け」では親しい芸妓,舞妓が組になって、何カ月も前から出し物を考える。ミュージカル、オペラ、京劇、芝居、フラダンス、仮装だけではなくとにかく「芸」のレベルが高い。

追加お化け

これが上七軒「お初」に届いたお化けの追加ポスター。>>
「お化け」は贔屓の客が待つお座敷で披露される。2日間の期間限定だからお座敷を掛け持ちで走り回る。いつもと違ってせいぜい10分程度。お化けの芸を見て、ご祝儀を奮発売れば、客も厄払いになるという。お化けに参加しハイレベルの芸を披露する客もいるから、競い合う芸妓舞妓も真剣だ。

上七軒の有職菓子御用達所「老松」主人大田進さん、京都市交響楽団ゼネラルマネジャー平竹耕三さんらが、一昨年発刊した「京の花街(かがい)~ひと・わざ・まち」は「おばけ」をこう語っています。

普段の厳しい稽古に裏打ちされた「仮装」という芸に対する熱心さ。客を楽しませる徹底した「もてなし」の心。花街ハロウィンは、なかなかに奥深い物がある。

「お初」の上七軒だよりは「花街は文化と知恵の伝承システムとして、有効かつ効果的に機能しているのではないか」という点で意見が一致したルーフネットと上七軒「お初」の若主人田中左千夫さん http://ameblo.jp/sachioohathu/ とのコラボ企画です。

2011/02/02(水) 08:50:19|MUSICフォーラム|

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