「躯体保護と混凝土」はこんな話…
「躯体保護と混凝土」はこんな話…
田中享二 先生
コンクリートというものは水を通すものです。しかもひび割れのないコンクリートを作る事は現実的にはとても難しい。そのひび割れから水が入ってくると、中の鉄筋に悪さをする。もし水が入らなかったら、鉄筋コンクリートの建物はとても丈夫で、100年以上平気で持ちます。
だから防水の役割は単に雨漏りを防ぐだけでなく、躯体を護り、建物を長く維持してゆくと言う、とても大事な役割を担っているのです。
なぜ水を通すのか、なぜひび割れが入るのか、どの位のひび割れでどれくらい水が入るのか?防水の役割は何か?コンクリートと鉄筋の性質、を知って、防水工事に何が求められているかを考えます。
東京工業大学田中享二教授が、優しく、解説します。もちろん最新情報もありますよ。(編集長記)
2006/10/20(金) 10:45:05|躯体保護と混凝土|